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今すぐ発て、日本勢 沸騰シリコンバレー みんなの攻略ガイド 2015 2015.07.27 <3>







日経ビジネスの特集記事(117)

今すぐ発て、日本勢
沸騰シリコンバレー
みんなの攻略ガイド2015
2015.07.27




テーマ

今週号の特集のテーマは

米サンフランシスコまで拡大したシリコンバレーが
日本企業の進出ラッシュに沸いている。
IT・ネット企業に限らず、製造業、飲食とあらゆる企業が、
シリコンバレーを目指す。
ここに、モノのインターネット化「IoT」ブームと、
政府の後押しが追い風となり、
もはやどんな産業もシリコンバレーと無関係ではいられ
なくなった。
しかし、ITの聖地で結果を残すことは、たやすくない。
日本企業が陥りがちな「落とし穴」とは。成功の「掟」とは。
全業種に対応した「シリコンバレー攻略ガイド2015」。
日本勢よ、これを携え、今すぐ発とう

 (『日経ビジネス』 2015.07.27 号 P.022)

ということです。






今すぐ発て、日本勢<br />沸騰シリコンバレー<br />みんなの攻略ガイド2015

今すぐ発て、日本勢
沸騰シリコンバレー
みんなの攻略ガイド2015

(『日経ビジネス』 2015.07.27 号 表紙)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27




今特集のスタートページ

今特集のスタートページ

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 PP.022-023)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27







第1回は、
「PROLOGUE 日本勢、進出ラッシュ
 過去最高の熱気」
「PART1 浸透する若き“サムライ”
 なぜ聖地を目指すのか」 
を取り上げました。


第2回は、
「COLUMN 日本企業が陥る『落とし穴』」
「PART2 ツワモノ駐在員、秘伝の戦略
 常識の真逆たれ」 
を取り上げました。


最終回は、
「PART3 門戸開く米国企業
 日本に期待すること」
「PART4 出張に今すぐ役立つ
 シリコンバレー攻略ガイド」
「EPILOGUE 摩擦を恐れず、破壊を是とする」
をご紹介します。




今特集のキーワードは次の5つです。

キーワード

 シリコンバレー 
 若き“サムライ” 
 落とし穴 
 秘伝の戦略 
 破壊を是 



今特集では、若き“サムライ”の奮闘と活躍を
ご紹介したいと思います。


シリコンバレーに単独で乗り込み、一定の評価
を受けた人たちです。


なかなかやるな、と感じました。





では、本題に入りましょう!


 PART3 門戸開く米国企業 
 日本に期待すること 

PART2では、日本企業に対して風当たりが強い
シリコンバレーの実態をお伝えしました。


PART3では、日本に期待するシリコンバレーの
企業もあることをお伝えしていきます。


 6月末、Google(グーグル)で将来を担う約40人

 の若手開発者が大挙して日本を訪れた。

 「アソシエイト・プロダクト・マネジャー(APM)」と

 呼ばれる一行で、4カ国を約2週間かけて巡る

 ツアーを年1度、実施している。

 Yahoo(ヤフー)に移ったマリッサ・メイヤー氏が

 2002年から始めたグーグルの伝統で、若手開発者

 に広い視座と知見を与え、幹部候補として育てる

 ことが狙いだ。


 このツアーを引率するのはグーグルでモバイル向け

 OS(基本ソフト)「アンドロイド」の開発チームを統括

 する副社長のブライアン・ラコウスキ氏。彼は言う。

 「例年、訪問国は替わるが、日本だけはAPMツアー

 開始当初から必ず寄る国。東京は常に我々のツアー

 の最初の地となっている」
 

  (P.039)



Google副社長 ブライアン・ラコウスキ 氏

Google副社長 ブライアン・ラコウスキ 氏

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.0)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27




グーグルのようなケースは例外なのでしょうか?
違いました!


他にもあります。
ですが、グーグルが最も熱心なようです。


 世界市場を開拓するパートナーとして日本企業

 を選ぶ米国企業が増えている。

 特に、グーグルの日本に対する視線は熱い。

 毎年、将来有望な開発者を日本に連れて来る

 のはその証左だ。

 グーグルは社名を明かさないが、今年は10社の

 日本企業を訪問、「多くの物事を学んだ」

 (ラコウスキ氏)。興味の対象は、グーグルが

 手掛けるサービスの幅とともに拡大している。
 

  (P.039)



決済サービスの米Square(スクエア)も日本市場を
開拓しています。


 日本市場を開拓するために資本提携にまで

 踏み込んだのが、決済サービスの米Square

 (スクエア)。米Twitter(ツイッター)共同創設者

 のジャック・ドーシー氏が2009年に設立した。

 本社はサンフランシスコで、ツイッターの本社

 が入るビルの隣にある。

 2.5cm四方の小さなデバイスをスマホに差し、

 アプリをダウンロードするだけでクレジットカード

 の決済端末となるサービスを提供。

 誰でもクレジットカードが利用可能な店主に

 なれるイノベーションを起こした。

 この仕組みを2013年に日本に持ち込む際、

 三井住友カードと業務資本提携を交わした。

 これも、三井住友から持ちかけたことがきっかけだ。
 

  (P.040)


日本に進出したポイントはどこにあったのでしょうか?


 「海外展開をする際は、最も難しい市場に行きたい

 と思っていた。言葉、商習慣、監督官庁。

 何もかもが米国とは違い、難しい日本市場で成功

 できれば、ほかのどの国にも行けるでしょう」。

 ドーシー氏は当時、三井住友カードの本社を

 訪れた際、こう話したという。
 

  (P.041)


米Square(スクエア)に関しては、以前にも特集で
取り上げられました。


ご興味があれば、下記の記事をお読みください。

日経ビジネスの特集記事(22) 
スクエア・インパクト 「ポスト・ジョブズ」が起こす
決済革命 (1)


日経ビジネスの特集記事(22) 
スクエア・インパクト 「ポスト・ジョブズ」が起こす
決済革命 (2)


日経ビジネスの特集記事(22) 
スクエア・インパクト 「ポスト・ジョブズ」が起こす
決済革命 (3)






 PART4 出張に今すぐ役立つ 
 シリコンバレー攻略ガイド 

PART4ではインフルエンサー(影響力のある人)と
どう交流するかというテーマで扱っています。


インフルエンサーが集まる場所がポイントです。


 短くても滞在期間を有効に使うには、効率よく地元の

 インフルエンサー(影響力のある人)と交流を図ること

 が欠かせない。分野によって会うべきインフルエンサー

 は異なるが、特に明確に決まっていなければ、

 インフルエンサーが現れやすいレストランやカフェ、

 コワーキングスペースなどに行ってチャンスをうかがう

 方法もある。
 

  (P.042)


では、具体的な場所をご紹介します。


起業家らと出会えるオススメスポット 北部

起業家らと出会えるオススメスポット 北部

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.042)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27



起業家らと出会えるオススメスポット 南部

起業家らと出会えるオススメスポット 南部

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.043)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27



RocketSpaceとは?


 例えば、RocketSpace(ロケットスペース)は

 シリコンバレーで最も有名。スマホを使った

 配車サービスのUber(ウーバー)も当初、

 在籍していた。
 

  (PP.042-043)



シリコンバレーには日本市場の開拓を狙う有望
ベンチャーがいくつもあるそうです。


どんな分野が注目されているのか興味津々ですね。
「シェアリングエコノミー」(P.044)だそうです。


 シリコンバレーには日本での市場開拓を狙う

 有望ベンチャーがいくつもある。

 日本企業にとっては、投資や提携といった

 コラボレーションを期待できる。

 かつ、既に世界では大きな成長市場となって

 いるが、日本ではまだ黎明期、という市場で

 あれば、うまみは大きい。今後、注目される

 分野の筆頭は「シェアリングエコノミー」だろう。
 

  (P.044)


具体例としてAirbnb(エアービーアンドビー)を
取り上げてみましょう。


 空き部屋や家をホテル代わりに提供することで

 大きな新市場を築いているのが米エアビー

 アンドビー。国内では、都道府県への届け出なく

 空き部屋などを対価を得て貸すのは旅館業法

 違反となり、まだ利用は少ない。

 だが、同社は日本市場に大きな可能性と魅力を

 感じている。規制緩和も時間の問題と見ており、

 ホストとして物件を貸したい一般人に加え、

 関東近郊に空き物件を抱える不動産業などにも

 チャンスが広がる。特に2020年の東京五輪に向け、

 エアビーアンドビーのような新手のサービスを

 活用する議論が高まるだろう。
 

  (P.044)


日本には規制という困難さがありますが、逆に考え
ますと、そうした厳しい日本で成功すれば、世界中の
どこでも事業を営むことが可能になるということです。





 EPILOGUE 摩擦を恐れず、破壊を是とする 

EPILOGUEでは、ある事件を取り上げます。
PART3で取り上げましたが、スマホを使った
配車サービスのUber(ウーバー)がグローバル
に利用者が拡大しています。


新参者は常に既存の勢力から排斥されようと
します。


下記の画像をご覧ください。
過激派による攻撃と見紛うほどの画像ですが、
一部のタクシードライバーからUber(ウーバー)
のドライバーが被害を受けている様子を撮影
したものです。



一部のタクシードライバーが暴徒化し、<br />Uberのドライバーを襲った

一部のタクシードライバーが暴徒化し、
Uberのドライバーを襲った

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.0)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27



驚いたことは、これだけの攻撃を受けても、
Uberは負けないことです。強いです!


Uberとはそもそもどんな会社なのかから考察
していきましょう。


 シリコンバレーからまた1社、フェイスブック級の

 大物が出現しつつある。その名はUber(ウーバー)。

 破壊的な威力を持つサービスが、世界中で軋轢と

 摩擦を生んでいる。

 2009年に産声を上げたウーバーは「タクシー配車」

 と称されることが多いが、実態は「ライドシェア」。

 つまり、一般のドライバーとクルマを、タクシーの

 ような移動手段として有効活用するサービスだ。


 料金はタクシーの3~4割引き。流しのタクシーが

 つかまりにくいシリコンバレーではすぐに火が付き、

 やがて世界へと伝播した。

 5年で日本を含む世界58カ国、300以上の都市へ

 と広がり、契約ドライバーは世界で100万人を超えた。

 その企業価値は上場前にもかかわらず500億ドル

 (約6兆2000億円)とされる。

 これに全世界の旧勢力、タクシーが怒りの拳を

 挙げている。
 

  (P.046)


画像はパリでの新旧の「衝突」の一部を切り取った
ものですが、世界中でデモが起きているそうです。


 小さなものも含めれば、世界中のそこかしこで

 デモが起きている。見方を変えれば、それだけ

 ウーバーが破壊的だということだ。

 便利で人々が使い、ウーバーのドライバーも

 増えたからこそ、タクシー産業への影響が増した。
 

  (P.046)





ポイント

軋轢や摩擦に屈しない強さが
シリコンバレーでは必須条件


軋轢や摩擦が生じるのは、既存の勢力(体制側)
に取って都合が悪いからです。


既得権益を握っていた側からすれば、新参者の
台頭は許せないのです。


古今東西、新旧交代の時期に必ず軋轢が生じます。
その軋轢に屈しない逞しさがなければ、勝ち残れない
ことを物語っています。



数日前に読み終わった『シリコンバレー精神』
(梅田望夫 ちくま文庫 2006年8月10日
第1刷発行 オリジナルは2001年刊)
に次の一節があります。


企業名よりも個人名、さらにファーストネーム
で「何者なのか」「何ができるのか」が、
シリコンバレーでは重要な意味を持つことが
書かれています。


個人が重要なのです。どの企業に属している
かは、重要度が低いのです。


個人>企業


「自分ブランド力」が問われているのです。


 シリコンバレーに慣れて、いわゆるインサイダー

 達の集まりに出席するようになって、驚いたのは、

 胸に付けるバッジに大きな字でファースト・ネーム

 だけが書かれ、ほとんど見えないくらい小さな字で

 しか姓と会社名が書かれていないことだった。

 よほど相手の胸に近づいていかなければ会社名

 はおろか姓すら見えないから、カクテル・パーティ

 の会場は、ビルやらスコットやらジムやらナンシー

 やらの集まりで、やれやれ、誰と何の話をしたら

 よいものかと最初はとても戸惑った。

 しかし、このバッジが象徴するのが、

 「お前(MOCHIO)は何者なのだ」という問い掛けで

 あると気づくまで、そう長い時間はかからなかった。

 日本式に「アーサー・D・リトルの」と会社の話から

 入っても、誰も全く興味を示さない。

 相手は「お前は何をやっているのか」

 「お前のアイデアは何だ」「お前の価値は何だ」

 「お前は今までに何をしてきて、これから何をする

 のか」、先を急ぐように、私という「個人」を引っ

 張りだそうとするからであった。
 

  (前掲書 PP.211-212) 


あなたは、このような状況下に置かれたら、
きちんと話せますか?


これは英語が話せる、話せないの問題では
ありません。個人の中身の問題です。


ちなみに、梅田望夫(うめだ・もちお)さんは、
1994年10月にシリコンバレーに移り住み、
グリーンカードを取得したそうで、在米20年
以上になります。


ベンチャーキャピタルの経営者です。







今特集のキーワードを確認しておきましょう。

キーワード

 シリコンバレー 
 若き“サムライ” 
 落とし穴 
 秘伝の戦略 
 破壊を是 






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今すぐ発て、日本勢 沸騰シリコンバレー みんなの攻略ガイド 2015 2015.07.27 <2>







日経ビジネスの特集記事(117)

今すぐ発て、日本勢
沸騰シリコンバレー
みんなの攻略ガイド2015
2015.07.27




テーマ

今週号の特集のテーマは

米サンフランシスコまで拡大したシリコンバレーが
日本企業の進出ラッシュに沸いている。
IT・ネット企業に限らず、製造業、飲食とあらゆる企業が、
シリコンバレーを目指す。
ここに、モノのインターネット化「IoT」ブームと、
政府の後押しが追い風となり、
もはやどんな産業もシリコンバレーと無関係ではいられ
なくなった。
しかし、ITの聖地で結果を残すことは、たやすくない。
日本企業が陥りがちな「落とし穴」とは。成功の「掟」とは。
全業種に対応した「シリコンバレー攻略ガイド2015」。
日本勢よ、これを携え、今すぐ発とう

 (『日経ビジネス』 2015.07.27 号 P.022)

ということです。






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今すぐ発て、日本勢
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みんなの攻略ガイド2015

(『日経ビジネス』 2015.07.27 号 表紙)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27




今特集のスタートページ

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(『日経ビジネス』 2015.07.27号 PP.022-023)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27







第1回は、
「PROLOGUE 日本勢、進出ラッシュ
 過去最高の熱気」
「PART1 浸透する若き“サムライ”
 なぜ聖地を目指すのか」 
を取り上げました。


第2回は、
「COLUMN 日本企業が陥る『落とし穴』」
「PART2 ツワモノ駐在員、秘伝の戦略
 常識の真逆たれ」 
を取り上げます。


最終回は、
「PART3 門戸開く米国企業
 日本に期待すること」
「PART4 出張に今すぐ役立つ
 シリコンバレー攻略ガイド」
「EPILOGUE 摩擦を恐れず、破壊を是とする」
をご紹介します。




今特集のキーワードは次の5つです。

キーワード

 シリコンバレー 
 若き“サムライ” 
 落とし穴 
 秘伝の戦略 
 破壊を是 



今特集では、若き“サムライ”の奮闘と活躍を
ご紹介したいと思います。


シリコンバレーに単独で乗り込み、一定の評価
を受けた人たちです。


なかなかやるな、と感じました。





では、本題に入りましょう!


 COLUMN 日本企業が陥る「落とし穴」 

『日経ビジネス』によれば、日本企業が陥る「落とし穴」は
3つあるそうです。


証言を中心に具体例をご紹介します。


落とし穴① 目的なき訪問や駐在

落とし穴① 目的なき訪問や駐在

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.030)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27



 「出資なのか提携なのか、あるいは拡販なのか、

 明確な目的もなく、とりあえずオフィスに行きたい

 という依頼が多すぎる。これは『表敬訪問』という

 言葉がある日本の企業特有の現象。

 明確な目的もない人間に割く時間はない。

 それはシリコンバレーの企業、すべてに言えること」

 (米Evernote(エバーノート)の外村仁氏)
 

  (P.030)




落とし穴② 本社とキャッチボールできない

落とし穴② 本社とキャッチボールできない

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 PP.030-031)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27





 「駐在員が新しいタマをたくさん探し、日本にいっぱい

 投げる。

 どういうわけか、誰もキャッチボールしてくれない。

 駐在員が熱を帯びるほど、日本サイドがついて

 いけず、本社では浮いた存在になってしまう。

 フラストレーションがたまり、会社を去る駐在員を

 何人も見てきた」

 (日系企業向けコンサルティングを手掛けるAZCA

 社長で、早稲田大学ビジネススクール客員教授

 でもある石井正純氏)
 

  (P.031)



落とし穴③ 現地に溶け込めない

落とし穴③ 現地に溶け込めない

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.031)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27





 「シリコンバレーって、けっこう村社会というか、

 狭いエコシステム(生態系)で成り立っている。

 内側の人間なのか外なのかを見ている。

 インサイダーになるためには、エコシステムに

 貢献する意気込みや方法をどれだけ見せ

 られるか、あるいはどれだけ長く居続ける覚悟

 があるかが重要」

 (ディー・エヌ・エー(DeNA)米国法人でパートナー

 を務める安田幹広氏)
 

  (P.031)


一番大きな問題は、即断即決する権限が与えられて
いないということです。


そのために重要な案件を取り逃がすことになります。
スピードが重要なことは、論をまたないということです。





 PART2 ツワモノ駐在員、秘伝の戦略 
 常識の真逆たれ 

PART2では、「ツワモノ駐在員」による失敗しない掟を
ご紹介しましょう。


PART1の「若き“サムライ”」とは、ひと味違います。


 成功事例 1 

相手の予想を裏切り
「クレージー」で行け
ヤマハ発動機



 「クレージージャパニーズ」

 Yahoo(ヤフー)が本社を置く街、サニーベールの

 インキュベーション施設「Plug and Play(プラグ

 アンドプレイ)」に、こう呼ばれる駐在員がいる。

 ヤマハ発動機の西城洋志氏だ。


 クレージーと呼ばれるゆえんは、一般的な日本人

 駐在員とは真逆の行動を常に取っている点にある。

 例えば、人脈作り。シリコンバレーに来てからという

 もの、あらゆるミートアップ(起業家や投資家が交流

 を図るカジュアルなパーティー)やコンファレンスに

 顔を出しては、地元の人たちと交流。強力な人脈を

 築いた。

 その目的は、優秀な地元人材の獲得にある。

 
 最初に自社の技術やノウハウを大っぴらに話してから、

 相手の技術やノウハウを聞き出す。「シリコンバレー

 ではギブ・アンド・テークではなく、『ギブファースト』が

 マナー」(西城氏)。その姿勢が評価され、「今では自ら

 情報を取りに行かなくても、相手の方から情報を提供

 してくれるようになった」(同)。
 

  (PP.032-033)



シリコンバレーの土壌でビジネスを育てる

シリコンバレーの土壌でビジネスを育てる

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.033)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27




 成功事例 2 

トップの参戦で
スピード決断
ザクティ


ザクティとは、「三洋電機が2003年に発売した
デジタルムービーカメラのブランド名」です。


日本は、技術一流、経営三流と揶揄されてきました。
そうしたイメージをザクティは覆そうとしています。


 デジタルカメラに特化したOEM(相手先ブランド

 による生産)を手掛けるザクティ(大阪市)。

 今年1月、同社会長の伊佐治岳生氏の掛け声で、

 シリコンバレーの中心部に位置するメンロー

 パークに拠点「ザクティ・インキュベーション・ラボ」

 を立ち上げた。


 「強いモノ作り力でシリコンバレーを攻める」のが

 その目的。OEMの新規顧客を、米国ベンチャーの

 中から開拓しようというわけだ。
 

  (P.034)



強いモノ作り力でシリコンバレーを攻める

強いモノ作り力でシリコンバレーを攻める

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.0)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27




 成功事例 3 

本社がうなる事例で
目を向けさせる
旭化成



 難度の高い技術を有するベンチャーを買収する場合、

 たとえ投資をしてインサイダーとなっても、技術開発の

 詳しい内容や弱みまでは見えてこないことが多々ある。

 旭化成が後に買収に踏み切ったCrystal IS(クリスタル

 アイエス)もそうだった。

 そこで森下氏は買収の前に、技術を共同開発する道を

 選んだ。クリスタルアイエスは、紫外線を照射することで

 水などを殺菌できる紫外発光ダイオード(UV-LED)を

 開発するベンチャー。
 

  (P.036)

* 森田氏:旭化成のコーポレート・ベンチャー・キャピタル
  (CVC)としてシリコンバレーに赴任した森下隆氏



早期に成功事例を作る

早期に成功事例を作る

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.035)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27




 成功事例 4 

独立して稼ぐ
「機を見るに敏」
CyberZ



 日本企業にありがちなパターンだ。

 サイバーエージェントはグループで5社の子会社を

 シリコンバレーに設立したが、うち4社が事業撤退

 している。理由はいずれも「市場開拓の失敗」だ。

 ところが、スマホに特化した広告代理店事業を

 手掛けるCyberZの米拠点だけは、グループで唯一、

 生き残った。秘訣は「機を見るに敏」。

 あたかも現地のベンチャーのように動き、現地で

 変化する需要をうまく取り込みながら成長軌道に

 乗せた。そうして「本社とキャッチボール」をしなく

 ていい状況にすることも、落とし穴の回避策になる。
 

  (PP.036-037)



現地ベンチャーのように振る舞う

現地ベンチャーのように振る舞う

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.036)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27




 成功事例 5 

地元出身の社員が
新たな視点をくれる
パナソニック



 パナソニックの米国拠点の一つ、パナソニック・

 シリコンバレー・センターは、景気が悪くなっても

 我慢して拠点を維持してきた。

 今や、約150人の社員の多くが地元で雇用された

 人材。センターの中核を担う研究所の社長も、

 地元出身者が務める。
 

  (P.037)



長く居続けて コミュニティーの一員に

長く居続けて コミュニティーの一員に

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.037)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27




5つの成功事例を見てきました。
それぞれ表面上は異なる戦略を採っている
ように見えますが、共通点があります。


それは、シリコンバレーで勝ち残ろうとする
「本気度」が高いことです。
安易な気持ちで事業に取り組んでいません。


シリコンバレーで事業を拡大するには、
数多な競合企業とのスピードに遅れることは
撤退を意味します。日本の環境の比ではない
でしょう。





ポイント

決断力

意思決定能力、決断力が駐在員に与えられているか
どうかは、重要なポイントです。


重要な案件が出るたびに、本社に「お伺い」をしている
ようでは、競争に負けます。


 「礼儀は正しいが決断力がない」(ある米国人起業家)。

 残念ながら、シリコンバレーでの日本人駐在員への

 評価はおおむね、このようなものだ。
 

  (P.032)


こうした印象を覆すことができた駐在員(だけではない
ですが)が、シリコンバレーで評価されるということです。






今特集のキーワードを確認しておきましょう。

キーワード

 シリコンバレー 
 若き“サムライ” 
 落とし穴 
 秘伝の戦略 
 破壊を是 





最終回は、
「PART3 門戸開く米国企業
 日本に期待すること」
「PART4 出張に今すぐ役立つ
 シリコンバレー攻略ガイド」
「EPILOGUE 摩擦を恐れず、破壊を是とする」
をお伝えします。


ご期待下さい!






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2015.07.27




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米サンフランシスコまで拡大したシリコンバレーが
日本企業の進出ラッシュに沸いている。
IT・ネット企業に限らず、製造業、飲食とあらゆる企業が、
シリコンバレーを目指す。
ここに、モノのインターネット化「IoT」ブームと、
政府の後押しが追い風となり、
もはやどんな産業もシリコンバレーと無関係ではいられ
なくなった。
しかし、ITの聖地で結果を残すことは、たやすくない。
日本企業が陥りがちな「落とし穴」とは。成功の「掟」とは。
全業種に対応した「シリコンバレー攻略ガイド2015」。
日本勢よ、これを携え、今すぐ発とう

 (『日経ビジネス』 2015.07.27 号 P.022)

ということです。






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第1回は、
「PROLOGUE 日本勢、進出ラッシュ
 過去最高の熱気」
「PART1 浸透する若き“サムライ”
 なぜ聖地を目指すのか」 
を取り上げます。


第2回は、
「COLUMN 日本企業が陥る『落とし穴』」
「PART2 ツワモノ駐在員、秘伝の戦略
 常識の真逆たれ」 
を取り上げます。


最終回は、
「PART3 門戸開く米国企業
 日本に期待すること」
「PART4 出張に今すぐ役立つ
 シリコンバレー攻略ガイド」
「EPILOGUE 摩擦を恐れず、破壊を是とする」
をご紹介します。




今特集のキーワードは次の5つです。

キーワード

 シリコンバレー 
 若き“サムライ” 
 落とし穴 
 秘伝の戦略 
 破壊を是 



今特集では、若き“サムライ”の奮闘と活躍を
ご紹介したいと思います。


シリコンバレーに単独で乗り込み、一定の評価
を受けた人たちです。


なかなかやるな、と感じました。





では、本題に入りましょう!


 PROLOGUE 日本勢、進出ラッシュ 
 過去最高の熱気 

日本の若き“サムライ”がシリコンバレーに進出して
いるそうです。


時には、「徒手空拳」で乗り込むツワモノもいて、
頼もしさを感じます。失うものがない強みでしょう。


米テスラ・モーターズのイーロン・マスクCEO
(最高経営責任者)は南アフリカ出身の経営者
です。米国で教育を受け、起業しました。
チャレンジャーです。


日本人も彼のような逞しさを身に着けつつあります。
次の一節は、そんなイーロン・マスク氏と安倍首相
が、米テスラ・モーターズの最新型電気自動車に
乗り、談笑している一コマです。


 米スタンフォード大学があるシリコンバレーの

 中核都市、パロアルト。ここに本社を構える

 電気自動車の米Tesla Motors(テスラモーターズ)

 に4月30日、安倍晋三首相が顔を見せた。

 イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が運転

 する最新型の電気自動車に同乗すると、こう言った。

 「日本も変化のスピードについていかなければ

 ならない」

 現役首相としては初となったシリコンバレー訪問。

 この数時間前、安倍首相はスタンフォード大学での

 スピーチで、ある発表をしたばかりだった。
 

  (P.024)


同乗した車の中で、安倍首相はイーロン・マスク氏と
どんな「密談」をしたのでしょうか?


米テスラ・モーターズのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)と、<br />談笑する安倍首相

米テスラ・モーターズのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)と、
談笑する安倍首相

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.024)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27



ある発表とはどのようなことだったのでしょうか?


 「素晴らしい技術を持ち、やる気に満ちあふれる

 日本の優秀な人材に、思い切ってシリコンバレー

 に飛び込んでもらおう。

 中堅・中小企業に、シリコンバレーの荒波にこぎ

 出してもらおう。

 私はそんな思いで、新たに『シリコンバレーと日本

 の架け橋プロジェクト』を立ち上げたいと思います」
 

  (P.024)


安倍首相の試みが成功するかしないかは、時の運
ですが、若者たちが挑戦する機会を与えることは
大切です。


日本勢のシリコンバレー進出が加速

日本勢のシリコンバレー進出が加速

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.025)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27






 PART1 浸透する若き“サムライ” 
 なぜ聖地を目指すのか 

PART1では、若き“サムライ”の奮闘ぶりを
ご紹介していきます。


彼らが先人とするなら、後輩たちもシリコン
バレーへ進出しやすいでしょう。


 AnyPerk 福山 太郎 氏の場合 


 4月末からの訪米でスタンフォード大学でスピーチ

 をした翌朝、安倍首相はサンフランシスコ市内の

 ホテルで朝食会を開き、シリコンバレーで挑戦

 する日本人と懇談した。

 ここに呼ばれた1人、福山太郎氏(27歳)は、

 シリコンバレーで最も名の知られる「日本人の起業家」。

 新興企業向けに福利厚生のアウトソーシングサービス

 を提供する米AnyPerk(エニーパーク)の創業者だ。


 彼は、シリコンバレーでは誰もが知る著名な起業家

 育成機関「Yコンビネーター」の卒業生。


 2005年にポール・グレアム氏らによって創設され、

 Dropbox(ドロップボックス)などの著名ベンチャーを

 輩出している。福山氏はこの門をくぐった唯一の

 日本人である。
 

  (P.026)



AnyPerk 福山 太郎 氏

AnyPerk 福山 太郎 氏

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.026)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27



エニーパークとはいったいどんな企業なのでしょうか?


 エニーパークは、社員1人当たり月額5~10ドル

 の料金で、携帯電話や映画、ケーブルテレビ、

 ショッピングセンターなどの割引を顧客企業の

 社員が受けられるサービスを提供している。
 

  (P.026)


福山氏がどのようにして「栄冠」を手にしたのか、
興味深いですね。


次のようなストーリーがあったのです。
度胸が座っていたのです。徒手空拳でシリコン
バレーに乗り込んだのです。


 2011年8月、米国人のパートナーと起業する

 ことを決意した福山氏は、身一つでシリコン

 バレーに渡る。資金も起業のきっかけも

 つかめず、困り果てていた時、著名人が集まる

 イベントの存在を知った。

 チケットは数万円したが、「通訳をやる」とタダで

 潜り込み、そこでYコンのグレアム氏と出会った。


 福山氏は隙を突いてグレアム氏に突撃。

 当時持ちあわせていたアイデアをぶつけると、

 「面白いヤツだ。面接に来い」。

 つたない英語で必死にプレゼンテーションし、

 育成対象に選ばれた。

 3カ月の育成期間中、グレアム氏に呼び出され

 言われたことを福山氏は今でも覚えている。

 「同期は65社いたんですけれど、尊敬する

 グレアム氏に『社長は英語が下手だし、アイデア

 もころころ変わる。君たちはこのクラスの中で

 一番いけてない』と言われて。あのときは泣き

 ましたね」。

 ではなぜ採用されたのか。後にグレアム氏に

 採用理由を聞くと、こう答えたという。

 「英語ができないのにわざわざ日本から来て、

 イベントで突撃して、ろくなビジネスもないのに

 ビザを申請中、という姿に熱意と覚悟を感じた。

 創業者が諦めない限り、基本的に会社はつぶ

 れない」。
 

  (P.027)

「熱意」と「覚悟」は起業とその後の経営において
きわめて大切な要因なのですね。


福山氏は日本のメディアの取材を受けないこと
にしているそうです。


今回、『日経ビジネス』の取材に応じた経緯が
書かれています。


 実は、福山氏は日本のメディアの取材を

 受けないことにしている。

 理由は「お客様が日本にいない以上、

 日本でメディア活動するのは最短距離

 ではない」から。

 本誌も最初は断られたが、特例で応じて

 くれた。他方、米メディアには頻繁に登場

 するようになった。
 

  (P.027)


エニーパークの投資家からの評価はどうなの
でしょうか? とても気になるところですね。


 投資家からの評価も高い。今年2月には

 850万ドルの資金を調達。得た投資額は

 累計で1300万ドルになった。

 福利厚生で世界一になる。その目標に向け

 ひた走る福山氏は、こう語る。

 「高校生の時にイチロー選手の背中を見て、

 海外で挑戦するというテーマにつながった。

 僕も若い人にそういうメッセージを伝えられ

 たらうれしい」。
 

  (P.027)

福山氏は「僕も若い人にそういうメッセージを伝えられ
たらうれしい」と語っていますが、福山氏は27歳で十分
に若いです。





 ChatWork 山本 敏行 氏の場合 

「勇猛果敢に新境地を開拓する“サムライ”」の一人を
ご紹介しましょう。


 シリコンバレーにおける日本人の活躍の幅は

 広がった。勇猛果敢に新境地を開拓する

 “サムライ”が増えており、その存在感は確実に

 高まっている。

 ChatWork(チャットワーク)の創業者、

 山本敏行氏(36歳)もその一人。

 彼もまた安倍首相との朝食会に参加しており、

 福山氏とは違ったスタイルで覚悟を見せている。


 山本氏が起業したのは、大学在学中の2000年。

 中小企業向けにウェブサイトのアクセスや売り

 上げ向上などの支援を手掛け、10年で顧客

 企業を1000社まで増やした。しかし2012年、

 軌道に乗っていたこの事業を無償で譲渡。

 チャットワークと名付けた業務用コミュニケー

 ションツールの開発に集中し、社名も変えて

 再出発した。
 

  (PP.027-028)



ChatWork 山本 敏行 氏

ChatWork 山本 敏行 氏

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.027)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27



チャットワークとは何なのでしょうか?


 チャットワークは、複数人が参加できる

 グループチャットに、テレビ会議、ファイル

 共有やタスク管理機能も備えている。

 これさえあれば日々の電話・電子メール・

 リアルの会議を大幅に減らせる、という

 のがうたい文句だ。
 

  (P.028)


つまり、ツールですね。
業績はどうでしょうか?


 進出から3年。導入企業は世界183カ国、

 7万3000社まで増えた。

 ただし、その9割が日本などアジア。

 山本氏は率直に言う。

 「正直、最初の1~2年は何もかもが違い

 すぎて苦しんだ。資金も限りがあり、採用も

 できなかった」。

 半面、学びも多かった。「ここに身を置くと、

 周囲のみんなが強いので日本にいるより

 危機感を感じられる。その分、サービスを

 磨くことができる」。

 山本氏は今年を「グローバル元年」と位置付け、

 世界展開を本格化させている。

 4月にはベンチャーキャピタルから3億円を調達し、

 エンジニアを4倍の80人に向けて増強。

 欧米の企業文化を意識した新版の開発を急ぐ。
 

  (P.028)





 WiL 伊佐山 元 氏の場合 

もう一人は、ベンチャーキャピタルの創業者を
ご紹介しましょう。


 ソニー、日産自動車、全日空、博報堂DYグループ、

 JVCケンウッド、みずほ銀行、大和証券グループ本社、

 セブン銀行…。

 安倍首相の訪米と同時期、そうそうたる顔ぶれの

 大企業の中堅社員21人が1週間の日程で訪米した。

 命題は「シリコンバレーのイノベーションの仕組みを

 少しでも理解する」。

 チームに分かれてシリコンバレーの企業を訪問、

 ビジネスアイデアを出すなどのワークショップにも臨んだ。


 ありがちな企業の“観光”出張かと思いきや、

 そうではない。21人を呼び寄せた伊佐山元氏(42歳)

 は言う。

 「まずは、大企業の本社にいる中堅社員の“洗脳”を

 しているんです。事実、皆さん、来た時と帰る時では、

 表情がまるで変わっていた」
 

  (P.029)



WiL 伊佐山 元 氏

WiL 伊佐山 元 氏

(『日経ビジネス』 2015.07.27号 P.029)
「日経ビジネスDigital」 2015.07.27



WiLとは?


 伊佐山氏は2013年に設立されたベンチャーキャピタル、

 WiL(東京都港区)の共同創業者でCEO。

 21人はここに合計3億ドル(約360億円)のファンド資金

 を拠出した出資企業の社員だ。

 伊佐山氏は単なる投資目的でWiLを立ち上げたわけ

 ではない。狙いは「大企業の体質改善」と言う。

 「大企業の既存の枠組みでイノベーションが生まれ

 ないのなら、人と資金を外に出し、自由な環境で挑戦

 すればいい。シリコンバレーの拠点とファンドは、

 そのための都合のよい道具でしかない」。
 

  (P.029)


ここで、ベンチャーキャピタルとエンジェルの違いを
ご説明しましょう。


ベンチャーキャピタルは、企業から資金を得て投資
しますが、エンジェルは投資家の自己資金を使って
投資します。一般的に言えば、投資額はベンチャー
キャピタルの方が大きいということになります。


シリコンバレー進出が加速していますが、次の言葉
は良いアドバイスです。


 「経営者が関与せずして、大企業でイノベーション

 が起こるはずがない。シリコンバレーに人を送れば

 革新的なことが起こる、というのは幻想。

 過去の多くのシリコンバレー進出の失敗がそれを

 物語っている」(昨年5月からWiLのシリコンバレー

 拠点に出向している全日空の大隅雄策氏)
 

  (P.029)






ポイント

日本国内の一部の顧客だけを対象とする
起業家と、世界を視野に入れている起業家
との格差


日本でも起業家が増加しています。
ただし、日本国内の一部の顧客だけを対象と
する事業を行なっています。
グローバルビジネスは考慮していません。


一方、シリコンバレーに進出する起業家は、
当初から、グローバルに事業を展開することを
考えています。


その差は限りなく大きいですね。






今特集のキーワードを確認しておきましょう。

キーワード

 シリコンバレー 
 若き“サムライ” 
 落とし穴 
 秘伝の戦略 
 破壊を是 





次回は、
「COLUMN 日本企業が陥る『落とし穴』」
「PART2 ツワモノ駐在員、秘伝の戦略
 常識の真逆たれ」
をお伝えします。


ご期待下さい!






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Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

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