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社畜卒業宣言  「バブル組」が拓く新たな働き方 2015.08.03 <2>







日経ビジネスの特集記事(118)

社畜卒業宣言
「バブル組」が拓く新たな働き方
2015.08.03




テーマ

今週号の特集のテーマは

出世のためには深夜残業や休日出勤もいとわず、
家庭を犠牲にして会社に滅私奉公する──。
典型的な日本のサラリーマンを、作家の安土敏は
会社に飼われた「社畜」と表現した。
社長の指示で不正会計に手を染めた東芝社員
もまた社畜である。
だが、会社に忠誠を誓う代わりに雇用を守る暗黙の
「契約」を、会社は反故にし始めた。
世界競争にもまれる中、かつて大量採用した
「バブル入社組」を支えきれなくなってきたのだ。
捨てられるバブル組。
だがそれを「卒業」と考えれば、必ずしも不幸ではない。
今こそ、自らの意思で社畜と決別しよう。
そこから働き方の未来が拓く

 (『日経ビジネス』 2015.08.03 号 P.024)

ということです。






社畜卒業宣言<br />「バブル組」が拓く新たな働き方

社畜卒業宣言
「バブル組」が拓く新たな働き方

(『日経ビジネス』 2015.08.03 号 表紙)
「日経ビジネスDigital」 2015.08.03




今特集のスタートページ

今特集のスタートページ

(『日経ビジネス』 2015.08.03号 PP.024-025)
「日経ビジネスDigital」 2015.08.03







第1回は、
「PART1 『契約不履行』が始まった」 
を取り上げました。


第2回は、
「PART2 100社調査が示す不都合な真実
 6分の1がバブル組
 重圧が促す裏切り」 
「INTERVIEW 伊丹敬之・東京理科大学教授に聞く
 『人本主義』は死んだのか」
を取り上げます。


最終回は、
「PART3 先駆者が拓く新たなキャリア
 オレたち社畜 脱出組」
「PART4 社畜が消滅した後の世界
 バブル入社組から始まる超サラ」
をご紹介します。




今特集のキーワードは次の5つです。

キーワード

 社畜卒業 
 バブル組 
 契約不履行 
 人本主義 
 超サラ 






では、本題に入りましょう!


 PART2 100社調査が示す不都合な真実 
 6分の1がバブル組 重圧が促す裏切り 

とりわけ大企業にとって、バブル入社組は人あまり
であり、人員削減したいというのが、本音です。


ですが、これは企業側の論理であり、社員側から
すれば裏切りに過ぎません。


採用時は蝶よ花よで、厚遇しながら、いざ企業業績
に陰りが見え始めるとリストラしたり、希望退職を募る
というのはいかがなものでしょう。


 バブル入社組は大量採用によって社員数が

 ほかの世代よりも格段に多く、様々な問題を

 引き起こしていると言われる。

 しかしその実態を、企業と個人の双方に詳細に

 調査した例は見当たらない。


 集計可能な73社の人数を足し合わせると、

 1988~92年に就職したバブル入社組と年齢が

 ほぼ一致する45~49歳の企業内人口が、

 ほかの年齢層に比べて突出して多い。

 全体の16.6%を占め、社員の6人に1人がバブル期

 に入社したことになる。

 これは、右上に並べた日本全体の人口構成とは

 全く異なる。「売り手市場」と言われる2015年春

 入社組と比べても毎年1.8倍の人数が入社した

 計算だ。
 

  (P.030)



「バブル入社組」は大企業の共通課題

「バブル入社組」は大企業の共通課題

(『日経ビジネス』 2015.08.03号 P.031)
「日経ビジネスDigital」 2015.08.03



次の言葉は企業側の本音です。


 「数が違いすぎる。当然これまでの昇給制度は

 維持できなくなる」(ゼネコン人事担当者)。
 

  (P.030)


問題はそれだけではありません。
ポストを増やせず、昇格制度にもメスをいれざるを
得なくなっています。
悪循環が拡大します。


 ポストも出向先も増やせない。出世を目指してきた

 社員は当然のことながらモチベーションを下げ、

 仕事に身が入らなくなる。


 昇格制度についても、成果主義へとかじを切る

 会社が多い。
 

  (P.030)


会社に裏切られたと感じる割合はどのくらいある
のでしょうか? 『日経ビジネス』の独自取材から
集計した結果を見てみましょう。


 「裏切られた」と答えた割合は、バブル入社組が

 最も多く59.1%に上る。理由で最も多かった回答

 は「出世できなかった」から(42.9%)。

 「昇給が思い通りではなかった」(38.5%)が続く。
 

  (P.032)




会社に「裏切られた」バブル入社組

会社に「裏切られた」バブル入社組

(『日経ビジネス』 2015.08.03号 P.033)
「日経ビジネスDigital」 2015.08.03




『日経ビジネス』は非情とも思える結論を出しています。
「バブル入社組」には、もはや甘える余地は残されて
いません。


 「優しい会社」などもはやない。企業の内部では、

 バブル入社組の「切り捨て」に向けたさらなる検討

 が既に始まっている。
 

  (P.033)





 INTERVIEW 伊丹敬之・東京理科大学教授に聞く 
 「人本主義」は死んだのか 

「今、会社と社員の契約は破棄されようとしている」(P.034)


「人本主義」の提唱者である、伊丹敬之・東京理科大学教授
に『日経ビジネス』は実情を尋ねてみました。


 人員削減の前になぜ賃下げをしないのか。

 固定費を減らしたいなら賃金を下げればいい。

 「給料そのままで半分クビ」と「雇用そのまま

 給料半分」なら、減らせる固定費は同じでしょ。


 従業員や組合を説得する自信が経営者にない

 から、ぎりぎりまで賃金に手を付けられず、

 最後に何千人も人員削減することになる。

 ちゃんと話せば、日本のサラリーマンは理解

 すると思いますよ。

 日本電産の永守重信社長はリーマンショック

 の時、「非常時だから我慢してくれ」と言って

 平均5%の賃下げをやった。あれが人本主義

 ですよ。


 バブル崩壊後、経営が苦しくなった時に、

 労働組合が「賃下げは認めない」と頑張りすぎた

 から、会社は非正規社員を増やしてしまった。

 もう少しフレキシブルに正社員を雇用できたら、

 こうはならなかった。正社員の中での格差を

 拒んだために、もっと大きな格差が生まれてし

 まった。


 もともと人事に「正しい評価」なんてありませんよ。

 神様じゃないんだから、全員の仕事を正しく評価

 するなんて不可能です。人本主義で大切なのは、

 「正しい評価」ではなくて「納得性」。人事部が汗を

 かくんです。


 人事部や上司が「もうこれ以上は無理」というところ

 まで、社員一人ひとりの働きぶりをしっかりと見るん

 です。それで「ここまで一生懸命やったんだから、

 みんな言い分はあるだろうが、これで勘弁してくれ」

 と評価を下す。そうすれば悪い評価を受けた社員

 も「あいつらすごく頑張ってたから、まあ仕方ないか」

 と納得するわけです。

 ところが、最近の大企業は人事部が汗をかかない。

 人事出身の社長なんかめったにいないでしょう。

 人事をコンサルタントに丸投げする会社もある。

 人事部がさぼっている会社が社内格差を作ったら、

 社員は納得しませんよ。


 教育といっても、MBA(経営学修士)留学じゃない

 ですよ。大事なのは下手なやつを我慢して使って

 あげること。我慢して失敗させること。これで人が

 育つ。


 人を育てる、という点でもう一つ大事なのはしかる

 ことです。失敗させて、厳しくしかって、また使う。

 本田宗一郎さんがそうでしたね。

 「何でこんなクルマ作るんだバカヤロー」って、

 げんこつが飛んでくる。


 若くてもできるヤツにドーンと大きな仕事を任せる。

 ここでも格差を受け入れなければならない。

 経営者にその勇気がないから、みんな同量の

 細切れ仕事しかしていない。悪平等です。

 これではリーダーが育ちません。
 

  (PP.034-035)





伊丹敬之・東京理科大学教授

(『日経ビジネス』 2015.08.03号 P.034)
「日経ビジネスDigital」 2015.08.03






ポイント

会社の裏切りにどう対処すべきか


選択肢は3つしかありません。
「転社」「居座り」「起業」です。


ですが、どれを選択してもイバラの道は
続きます。


企業と社員双方にメリットのある対処法は
ないのでしょうか?





今特集のキーワードを確認しておきましょう。

キーワード

 社畜卒業 
 バブル組 
 契約不履行 
 人本主義 
 超サラ 





最終回は、
「PART3 先駆者が拓く新たなキャリア
 オレたち社畜 脱出組」
「PART4 社畜が消滅した後の世界
 バブル入社組から始まる超サラ」
をお伝えします。


ご期待下さい!






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社畜卒業宣言  「バブル組」が拓く新たな働き方 2015.08.03 <1>







日経ビジネスの特集記事(118)

社畜卒業宣言
「バブル組」が拓く新たな働き方
2015.08.03




テーマ

今週号の特集のテーマは

出世のためには深夜残業や休日出勤もいとわず、
家庭を犠牲にして会社に滅私奉公する──。
典型的な日本のサラリーマンを、作家の安土敏は
会社に飼われた「社畜」と表現した。
社長の指示で不正会計に手を染めた東芝社員
もまた社畜である。
だが、会社に忠誠を誓う代わりに雇用を守る暗黙の
「契約」を、会社は反故にし始めた。
世界競争にもまれる中、かつて大量採用した
「バブル入社組」を支えきれなくなってきたのだ。
捨てられるバブル組。
だがそれを「卒業」と考えれば、必ずしも不幸ではない。
今こそ、自らの意思で社畜と決別しよう。
そこから働き方の未来が拓く

 (『日経ビジネス』 2015.08.03 号 P.024)

ということです。






社畜卒業宣言<br />「バブル組」が拓く新たな働き方

社畜卒業宣言
「バブル組」が拓く新たな働き方

(『日経ビジネス』 2015.08.03 号 表紙)
「日経ビジネスDigital」 2015.08.03




今特集のスタートページ

今特集のスタートページ

(『日経ビジネス』 2015.08.03号 PP.024-025)
「日経ビジネスDigital」 2015.08.03







第1回は、
「PART1 『契約不履行』が始まった」 
を取り上げます。


第2回は、
「PART2 100社調査が示す不都合な真実
 6分の1がバブル組
 重圧が促す裏切り」 
「INTERVIEW 伊丹敬之・東京理科大学教授に聞く
 『人本主義』は死んだのか」
を取り上げます。


最終回は、
「PART3 先駆者が拓く新たなキャリア
 オレたち社畜 脱出組」
「PART4 社畜が消滅した後の世界
 バブル入社組から始まる超サラ」
をご紹介します。




今特集のキーワードは次の5つです。

キーワード

 社畜卒業 
 バブル組 
 契約不履行 
 人本主義 
 超サラ 






では、本題に入りましょう!


 PART1 「契約不履行」が始まった 


長い間、社員は滅私奉公する代わりに、終身雇用を
保証されてきました。


ところが、企業が一方的に裏切るケースが増えて
きました。



 シャープのケース 


 6月18日木曜日。大阪・西田辺にあるシャープ本社。

 営業部門のグループリーダー、青野正(45歳、仮名)

 は同僚や先輩と大きな会議室に向かった。

 招集がかかったのは「2015年9月30日時点で満年齢

 が45歳以上59歳以下かつ勤続5年以上」の全社員。

 国内の全事業所、労働協約適用の関係会社、

 健康保険組合、企業年金への出向者も各自の職場で

 同じ説明を聞いた。

 「『希望退職の募集』について」──。


 人づくり推進部による説明は、純損失が2223億円に

 及んだ2015年3月期決算の窮状から始まり、

 希望退職制度の概要へと進んでいった。


 シャープの連結従業員数は約5万人だから、希望退職

 による人員の削減率は10%に満たない。

 だが、会社が減らしたいのは固定費が高い中高年層、

 中でも定年まで10年近く残っているバブル世代だ。
 

  (PP.026-027)




50歳前後の「バブル入社組」を狙い撃ち<br />・特別加算金の年齢別加算月数の分布

50歳前後の「バブル入社組」を狙い撃ち
・特別加算金の年齢別加算月数の分布

(『日経ビジネス』 2015.08.03号 P.026)
「日経ビジネスDigital」 2015.08.03





私もリストラされた経験がありますが、社員と会社との関係は
こんなに脆いものとは、当時、考えていませんでした。


「会社が、自分たちを裏切った」(P.028)


 青野はシャープが好きだった。シャープで働く仲間が好きで、

 液晶テレビで大躍進した時にはたまらない高揚感を味わった。

 最強チームの一員であることを誇らしく思った。

 その会社が、自分たちを裏切った。
 

  (P.028)





 パナソニックのケース 

携帯電話事業を売却されたことにより、転籍を余儀なく
された元パナソニックの社員の話です。


 2014年7月20日の明け方。パナソニックの通信インフラ部門

 の管理職だった田崎隆一は自宅のテレビでゴルフの全英

 オープンを見ていた。3連休中日の日曜日である。

 ロリー・マキロイの独走を見届け、一眠りしようと思ったところ

 で携帯電話が鳴った。

 「田崎さん、ノキアって本当ですか。今朝の新聞に出てますよ」

 親しくしている顧客企業の調達担当者からだった。

 田崎は慌てて玄関に新聞を取りに行った。

 「パナソニック、携帯基地局事業をノキアに売却」と日本経済

 新聞が報じていた。田崎はスマートフォンを耳と肩の間に挟み、

 記事に目を走らせながら担当者に言った。

 「あの、私も詳しくは知りませんが、大丈夫です。ご迷惑を

 おかけすることにはなりませんから」
 

  (P.029)


寝耳に水とは、このことです。
社員が知らない重要な話を新聞が報道したのです。


 パナソニックとノキア(フィンランド)はこの分野で2007年

 から提携しており、経営層からの情報が断片的に入る

 田崎らベテランには、「いずれ何かがある」という予感は

 あった。ただ、事業部丸ごとの売却とは思っていなかった。
 

  (P.029)


その一方で、これをチャンスと捉える元パナソニック社員が
いました。


 一方、技術者の宇吹博充はチャンスと見た。

 通信がやりたくて旧松下通信工業に入社した宇吹は、

 この分野でのノキアの実力を熟知している。

 「彼らと組めばもっと面白いことができる」。
 

  (P.029)


開き直りかもしれませんが、チャンスと捉えることは
大切なことです。


『日経ビジネス』特集班は、愛社精神に関して、
次のように書いています。


 自分の意思とは関係なく働く会社が替わった彼らは、

 パナソニックに対して持っていた愛社精神をノキア

 にも持てるだろうか。答えは「否」である。

 「ここで働くのは楽しいです。でも今回のことである種

 の覚悟ができました。残りの人生を1社で過ごすわけ

 ではないでしょう。どこへ行っても通用する力を付けて

 おかなくては」(宇吹)
 

  (P.029)



社員は企業の都合で振り回される事態に陥っています。
「雇われている」者の弱みです。


 三洋を買収したパナソニックは通信インフラ事業を

 ノキアに売り、ノキアは携帯端末事業を米マイクロ

 ソフトに売った。そしてマイクロソフトは通信部門で

 約7000人の削減を決めた。
 

  (P.029)



元パナソニックの社員は開き直って、次のように語って
います。


 「ノキアの人たちを見ていると、会社から与えられる

 のを待つのではなく、スキルや経験を奪い取ろうと

 している」と宇吹は言う。

 「危険な時代」を生き抜くための心構えだ。
 

  (P.029)


雇われている者の悲哀と言ってしまうと、身も蓋もあり
ませんが、悲しいかな、それが現実です。






ポイント

もはや「安全な場所」はない

日本有数の企業に勤務していれば、「安全・安心」で
あった時代はとうの昔に過ぎ去りました。


これからの時代は、「個」の力がいっそう試されることに
なると思います。


「自分ブランド力」が欠かせない時代になったと考えて
います。





今特集のキーワードを確認しておきましょう。

キーワード

 社畜卒業 
 バブル組 
 契約不履行 
 人本主義 
 超サラ 





次回は、
「PART2 100社調査が示す不都合な真実
 6分の1がバブル組
 重圧が促す裏切り」 
「INTERVIEW 伊丹敬之・東京理科大学教授に聞く
 『人本主義』は死んだのか」
をお伝えします。


ご期待下さい!






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Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

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