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シリコンバレー4.0 2014.01.20 <2>

<このページでは、『日経ビジネス』の特集記事の
概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>



日経ビジネスの特集記事(41)

シリコンバレー4.0
変貌する革新の聖地

2014.01.20

シリコンバレーの変貌から何を学ぶか

前回、シリコンバレーは一昔前とは大きく
変貌している状況を、いくつかの実例を
挙げながらご紹介しました。


今回は、再挑戦する日本企業の様子や、
日本企業が学ぶべき事柄を
お伝えしていきます。




PART03 自己改革するエコシステム

なぜ、シリコンバレーからイノベーターが
生まれ続けるのか。


その活力の源泉は、「『成功した者は次代を育てる』
との不文律がある」と日経ビジネスは指摘しています。


米スタンフォード大学は起業家を輩出する大学として、
つとに有名です。


Yahoo!を創業したジェリー・ヤンや、
SUN(Stanford University Network)の
創業者、スコット・マクニーリー、
Googleの創業者、ラリー・ページなど、
そうそうたるメンバーが顔を揃えています。


美スタンフォード大学の卒業生が、どれだけ世界経済に
インパクトを与えたかについて、2012年の調査があります。

1930年代から2011年までの卒業生の29%が起業し、
3万9900の会社を設立。累計540万人の雇用を創出した。
直近1年間で稼ぎだした収入は合計2兆7000億ドル
(約280兆円)――。

  (P.034)

この数字を見ただけでも、ものすごいことだ、
と認めざるを得ませんね。


シリコンバレーの強みは何か。

次世代を育てるマインドを共有している
 
 ことはその1つだろう。

  (P.035)

ベンチャー企業に投資するベンチャーキャピタル(VC)
の投資姿勢にも変化が起きている、と日経ビジネスは
伝えています。

「ベンチャーキャピタルはスタートアップに
価値を提供できなければ死ぬしかない」
シリコンバレーの中堅VC、米ストームベンチャーズの
マネジングディレクターであるジェイソン・レムキン氏
はこんな言い方をする。

  (P.035)

次にご紹介するのは、日本人の発想からはなかなか出て
こない試みです。

「サンフランシスコから12海里沖の太平洋上に、
改造した客船を浮かべる。
そこに外国人起業家が住み込んで
ビジネスを起こす」。
公海上に浮かぶ客船なら米国で働く
ためのビザが不要になるからだ。

  (P.037)




PART04 再挑戦する日本企業

このコーナーで目立った活動をしている企業は、
ソフトバンクです。


ソフトバンクの孫正義社長は、米国市場へ軸足を
移そうとしています。


すでに2013年7月に米携帯電話3位のスプリントを
買収しています。


米国での事業を本格化する足がかりとなるM&A
(合併・買収)です。


孫さんはグループ幹部を鼓舞して、こう言っている
そうです。

「世界のイノベーションの中心がシリコンバレー。
そこに拠点を構えずして、どこに構えるのか」。

  (P.039)

では、孫さんが指摘しているイノベーションを
取り込むには、どのようなパターンがあるのでしょう。


日経ビジネスは4つのパターンがある、
と説明しています。

第1は、シリコンバレー流開発手法を積極的に
取り入れるタイプ。

第2は、シリコンバレー発のイノベーションを
自らの事業に取り入れようとしている企業。

出資・投資まで踏み込んでいるのが、第3の
パターン。

最後のタイプは、シリコンバレーを市場として
捉えている企業だ。

  (PP.040-1)

米国はアイデアだけでなく、アイデアを形にすることが
重要だ、と考えているように見えます。


発明王、トーマス・エジソンの存在が大きいのでしょうか。


特許に関して、米国には、日本や欧州とは異なるルールが
あります。


米国は先発明主義です。特許を出願よりも、先に発明した
ほうが、特許を認められます。

一方、日本や欧州は先願主義です。特許を先に提出した
ほうが、特許を認められます。




PART05 聖地から何を学ぶか

シリコンバレーについてずっと取り上げて
きたわけですが、シリコンバレーでなければ
ダメなのか。そんな疑問が湧いてきますよね。


欧州でシリコンバレーに対抗する勢力の、
無視できない動きがあります。


ドイツ? イギリス? フランス? スウェーデン?


どれも違います。


それはフィンランドです。


フィンランドと言えば、携帯電話のノキアを思い出し
ますね。


スマートフォン(スマホ)の登場と、その後の急速な
普及に対応できず、弱体化しています。


それでも、フィンランドにはイノベーションを作り出す
土壌があるようです。


スーパーセルという企業があります。一体どんな企業
なのでしょう。

スーパーセルはタブレットやスマートフォン
向けのソーシャルゲームを開発する。

従業員は約130人だが、創業から
わずか3年で売上だ約105億円、
最終利益で約40億円を叩き出す
企業に成長した。

  (P.042)

将来性に目をつけたソフトバンクグループが2013年10月に
約1500億円を出資したそうです。抜け目ないですね。
目の付け所が素晴らしいというべきでしょうかね。


スーパーセルの他に世界的なヒット作を連発する企業が
続々誕生している場所は、ヘルシンキだそうです。


フィンランドと言うと、ウィンタースポーツに強い国、
というもう1つのイメージがあります。
あるいは北欧家具でしょうか。


それだけではなかったのですね。


私はいまだにガラケー(ガラパゴス携帯、従来型携帯)
を使っていますし、携帯ゲームには関心がありません。


ですから、スーパーセルとか、次にご紹介するスマホ向け
アクションパズルゲーム「アングリーバード」シリーズを
開発するロビオ・エンターテインメントという企業を
知りませんでした。


そのシリーズは累計で15億本以上を配信したそうです。


ヘルシンキにこうした環境ができた理由について、
日経ビジネスは次のように分析しています。

こうした環境を構築できた要因は3つある。

1つは、クラウドサービスの広がり。

次に、起業家出身の投資家が増えたこと。

そして最も大きいのが、政府の支援である。

  (PP.042-3)

政府の支援について、もう少し詳しく見て行くことにしましょう。

実を結びつつあるフィンランド政府の
取り組みから言えることは2つある。

1つは、産業の新陳代謝を積極的に促す姿勢
の重要性だ。

もう1つは、試行錯誤の努力を続けることの
重要性だ。

  (P.043)

フィンランド政府の具体的な取り組みを振り返って
みましょう。

助成金制度は当初、投資先を役人が選定していた。

しかし、起業経験のない役人には有望な
事業が分からない。

思い切って方針転換し、起業経験者を
多数採用して担当者に据えた。

  (P.043)

日本でもフィンランドのような施策を実現できるの
でしょうか。


少なくとも、フィンランド政府が方針転換したように
起業経験者を採用することができるのか、
と考えますと、寒々としたものを感じます。


政策研究大学院大学の黒田清教授は、
「“お上”主導の発想では作れない」
と悲観的な意見を述べています。同感です。


最後に、日経ビジネスは「革新を生む6要素」を
掲げていますので、ご紹介しましょう。

1.異質を交わらせる

2.まず形で見せる

3.スピード、スピード、スピード

4.裁量と責任を委ねる

5.挑戦を奨励

6.アイデアの芽を摘まない


どの要素も役人には不可能なことばかりですね。



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シリコンバレー4.0 2014.01.20 <1>

日経ビジネスの特集記事(41)

シリコンバレー4.0 変貌する革新の聖地 2014.01.20

これでいいのか ベンチャー活動 世界最下位の日本

「ベンチャー活動世界最下位は日本」という調査結果(2012年調査)が
出ました。これは米バブソン大学と英ロンドンビジネススクールが
毎年弾き出しているものだそうです。

なぜ、日本が最下位なのでしょうか。
日経ビジネスはこう分析しています。

日本の指数が低いのは、既存企業への就職を
当てにできる、あるいは当てにしているためだとも
言える。
だが、それも程度の問題だろう。
少子化に悩む日本。それは人間ばかりではない。
経済活動の主体の1つである企業も“少子化”の
危機に直面しているようだ。人間と同じように
企業に寿命があるとすれば、新たな企業が
生まれなければその国の経済は衰退に向かう。
起業の停滞は日本の大きな課題と言われるように
なって久しいが、その状況は改善していない。

  (P.024)

では、ベンチャーの聖地、アメリカはどうなのでしょうか。

同じイノベーション主導型経済に属する国のうち、
この指数が最も高いのは米国だ。起業の中心地、
シリコンバレーを擁する活力を反映している。
ここでは、米アップルの創業者、スティーブ・
ジョブズ氏が故人になっても、異才が途切れる
ことはない。

  (P.025)

「半導体に始まりパソコン、インターネットと続いたイノベーション
の波は、次なるステージに進んでいる」(P.025)

いったいシリコンバレー4.0とは何なのか。


PART01 新・楽園に集うエンジニアたち

ツイッター本社で活躍する日本人エンジニアの
大石剛司さんのケースが紹介されています。

2008年4月にDeNAに入社した後、米国法人・DeNAグローバルへ出向したそうです。
エンジニアにとっての聖地、シリコンバレーで仕事をしているうちに米国企業への憧れ
を抱くようになり、ツイッターに転職したそうです。2011年10月のことでした。

入社してカルチャーショックを受けたそうです。

ミーティングの時間を除けば拘束されることはない。
タイムカードはもちろん、その概念さえも存在しない。
昼夜にはおいしい食事を会社が用意してくれるなど
至れり尽くせり。自由闊達な環境はエンジニアに
とって最高の楽園だ。

  (P.028)

悩みは、家賃の高騰だそうで、2年間で50%以上上昇したところもあるそうです。
シリコンバレーの中心拠点は、北上を続け、今ではパロアルトやサンホセから
サンフランシスコへ移動する起業家が増えているそうです。

シリコンバレーには、ガレージ創業した人たちがいます。
ヒューレット・パッカードの創業者、ヒューレットとパッカードや、
アップル創業者、スティーブ・ジョブズなど。

今ではガレージ創業は古いそうです。

2つの要因があります。
1つは、仕切りもなく、見通しのよいスペースを複数の異なる企業のエンジニアが
共用するサービスがあるからです。

その1つは、サンフランシスコ中心部にある「Rocket Space(ロケットスペース)」。
ここにオフィスを構えた、ハイヤー配車サービスのUber(ウーバー)や、音楽配信
サービスのSpotify(スポティファイ)といった注目企業もあったそうです。

入居するには条件があるそうです。お金を払えば入居できるわけではないそうです。
有望と判断されたスタートアップしか居を構えることができないのです。

そしてもう1つは、米アマゾン・ドット・コムやグーグルが提供するクラウドサービス
があるからです。これらを使えば、「サーバーやネットワーク機器を自分で用意する
必要がない」(P.029)し、「機器を保守するエンジニアも不要になる」(P.029)
からです。

最近よく目や耳にする言葉に、「クラウドファンディング」があります。

全く新しい資金調達の方法が登場したことも、
起業家の裾野を広げる動きを支えている。
不特定多数の出資者から資金を調達する
クラウドファンディングだ。ハードウェア
関連のスタートアップが初期段階で利用
するケースが少しずつ増えている。初期
投資がかさむため、VC(ベンチャー
キャピタル 注:藤巻)が出資を躊躇する
ことが多いからだ。

  (P.029)

「クラウドサービス」と「クラウドファンディング」と2つのクラウドが登場しました。
これはカタカタでは同じですが、英語表記は異なり、意味が違います。

cloud (雲)とcrowd(大勢)です。コンピュータ関連の言葉にはcloudを、それ以外は
crowdと思えばよいでしょう。


ここまでをまとめますと、シリコンバレーには、5つの大きな変化が起きている
ということです。

1 起業家の大移動 サンフランシスコ湾の南端から北へ

2 起業家支援環境の拡大 学生の起業家育成まで裾野が拡大

3 ガレージから共有オフィスへ 
       交流が広がるコワーキングスペースの活況

4 資金調達の多様化 クラウドファンディングの登場

5 起業コストの低廉化 クラウドサービスの普及



PART02 シリコンバレーがもたらす未来

なぜ、米国で起業が多いのか、今までなかったビジネスが
生まれるのか、を考えてみました。

2つの理由があると思います。
1つは、人と違う考え方(発想)を持たないと、相手にしてもらえない
社会であること。

もう1つは、将来性があるビジネスのシード(種)に対して投資する、
エンジェルと呼ばれる、起業家として成功した人たちがいること。

翻って、日本には、長年言われ続けてきた「同質化」があります。
人と同じことで安心し、仲間意識を醸成する社会であることです。

異質な意見を言おうものなら、排除されることがあるので、
黙っているか、転職の道を選ぶことになります。
現在でも、本質的には変わっていないように見えます。

日本にはアイデアや技術、ノウハウを深く理解できる投資家はごく少数
しかいません。会社を起こそうとする人たちは、皆、お金がありません。
この点は、日米で大差はありません。

日本では、金融機関から融資を受けようとすると、すぐに「担保」を
要求します。担保になるようなものを持っているはずがないのです。
日本の金融機関は、自らリスクを負うことができないのです。
間接金融では起業はできません。

日本でも徐々に会社を設立する若い人たちが出てきました。
その人たちの会社は、税金対策のために設立したもので、
ペーパーカンパニーです。

たいがい、社員1人の会社です。本人だけの会社です。その会社の
代表取締役をしています。会社を大きくする気持ちはありません。
する必要がないのです。

自らリスクを負う投資家がいるか、いないか。
大きなことにチャレンしようとする人がいるか、いないか。

彼我の差は明らかだと思います。

シリコンバレーにおける技術革新には4つのフェーズがあると、
日経ビジネスは指摘しています。

「第1フェーズ」は、47年のトランジスタ発明に
端を発する半導体技術の進展だ。

スティーブ・ジョブズ氏らが創業した米アップル
コンピュータ(現アップル)が77年に発売した
「アップルⅡ」が、パソコン時代という
「第2フェーズ」をよびよせた。

さらに、90年代半ばにはウェブブラウザーが誕生し、
「第3フェーズ」にインターネット時代が到来する。

そして今、シリコンバレーは「第4フェーズ」に
動き出している。
その方向性を最も端的に指し示すフレーズが、
“Software is eating the world.
(ソフトウェアが世界を侵食する)”だ。

  (P.032)

具体的にどのようなものを指すのか、見てみましょう。

ソフト技術の進展は、ハードウェアにも革新を
促す。無人飛行機(ドローン)や自動運転車、
学習機能つきの温度調節装置など、野心的な
製品の開発が進んでいる。

  (P.033)

スタートアップだけでなく、半導体やネット時代に成功を収めた
巨大企業は積極的に投資しています。

特に、グーグルは、「無人運転やロボットなどに長期的な研究開発に
大きく舵を切った」(P.033)そうです。軍事目的のロボットには
手を染めないで欲しいですね。


次回は、「PART03 自己革新するエコシステム」他についてお伝えします。




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Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

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