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中国汚染パニック 日本も傍観者ではいられない 2014.02.03 <2>

日経ビジネスの特集記事(43)

中国汚染パニック
日本も傍観者ではいられない 2014.02.03


藁にもすがる庶民

中国で最も大気汚染が深刻化している都市があります。
河北省の省都、石家荘市だそうです。


ここにある小学校で奇妙な体操が行われているというのです。
光明路小学校の先生が考案した「防霧武術体操」です。


大気汚染への抵抗力を強めるためではなく、少しでも体を
動かす機会を与えたいという、教師たちの願いが込められて
います。


ですから、実際に効果があるかどうかは、科学的に証明された
わけではありません。


笑うに笑えない状況が、大気汚染の深刻化を端的に示しています。

中国環境保護部(環境省に相当)は、
今後も大気汚染が改善されなければ
呼吸器疾患などで毎年35万~50万人が
死亡すると警告している。少子化の
影響で2020年代にも人口が減少し
始める中国だが、大気汚染が人口減少
を加速する要因になりかねないのだ。

  (P.038)


中国で今、人気商品は何だと思いますか?


iPhone や iPad と並んで人気商品となっているのは、空気清浄機です。
空気清浄機の需要がたいへん多く、売り切れになっていることが多く、
独フォルクスワーゲンの「ポロ」を購入すると、空気清浄器がプレゼント
されるキャンペーンを実施しているそうです。


横浜中華街では、旧正月などの催しの際、爆竹が使われます。
爆竹のけたたましい音を聞くと、在日中国人にとって大切な行事
なのだろう、と推測されます。


その爆竹は、中国本土の若者たちには「格好悪い」と、見なされて
いるそうです。


爆竹も大気汚染の原因とされ、代わりに「電子爆竹」が販売されて
いるということですが、元の爆竹と比べて迫力が乏しく、
不人気だそうです。


技術だけでは負ける

1970年代の日本で深刻化した公害問題を、約40年にわたって
解決したノウハウは、現代の中国に活用できないのだろうか、
と考えますよね。


そこに商機があるのでは?


SOx(硫黄酸化物)を除去する脱硫装置の、中国市場における
中国メーカーのシェアは9割を占めているそうです。


日本メーカーが食い込む余地は残っていません。


そうした現状で、川崎重工(川重)は地元メーカーと合弁会社を
立ち上げました。


世界ナンバー2の国営セメント会社を傘下に持つ、
海螺創業(蕪湖市)です。


川重の省エネ技術が、中国企業に認められWin-Winの関係を築く
ことができたのです。


その背景には、顧客企業と議論を重ね、地元の工場の仕様に
合わせるといった、顧客志向と根気があったことは想像に難く
ありません。


現在、日中関係はギクシャクしたままですが、環境問題は
「共通の敵」という認識で一致しています。


日産自動車が中国自動車メーカーと合弁の東風日産を通じて、
電気自動車(EV)の現地生産と引き換えに、
大連での新工場建設の認可を、中国政府から得たと言われています。

大気汚染対策などに苦慮する中国政府は、
EVやPHV(プラグインハイブリッド車)
といった電動車両の普及を猛烈にプッシュ
している。2015年までの累計販売台数を
50万台に引き上げる。

  (P.043)


外交には、こうした「したたかさ」も必要でしょう。

世界の企業が注目する中国の環境市場で
商機をものにするためには、したたさと覚悟が必要だ。

  (P.043)


中国が進む道 日本が照らす道

公害において先輩の日本が、後輩の中国に手本を
示すことが出来る余地はないのか、と考えますね。


「1つは環境行政にまつわるノウハウの提供だろう」(P.045)。


ところが、

「中国政府は日本の経験を学び尽くしている。
今求められているのは中国の国情に
合った具体的な方策」と、ある日本の
自治体幹部は明かす。

  (P.045)


SNS(交流サイト)の急速な普及により、スマートフォンのアプリで
大気汚染指数をチェックできるようになっています。


有害物質を製造する企業を公開するサイトも存在します。
このデータを元に取引先を選定するというルールも成立しています。


意外に思い、また大きく報道されたことのないことは、

日中首脳会議の実現は困難でも、
2013年春の日中韓環境大臣会合は
つつがなく開かれた

  (P.046)

ことです。


中国の環境問題の本質は、結局どういうことなのでしょうか?

中国の環境問題は対岸の火事ではない。
中国からの越境汚染を責めれば
いいという話でもない。
日本も責任の一端を負っている
という認識が必要だ。

  (P.046)


日経ビジネスの結論は、下記のとおりです。
国家の成長と環境問題は、トレードオフの関係(二律背反)に
あります。


この問題を解くカギは、意外なところにあるかもしれません。

今こそ日本も環境を軸に、日中関係
の立て直しを図るべきではないか。
人々の日常生活を混乱させ、
健康をも脅かす環境汚染は、
外交や経済をも超越する
人類共通の課題なのだから。

  (P.046)




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中国汚染パニック 日本も傍観者ではいられない 2014.02.03 <1>

日経ビジネスの特集記事(43)

中国汚染パニック
日本も傍観者ではいられない 2014.02.03


黒い霧が変える国の姿

中国からPM2.5が上空の風に乗って、
九州に飛来すると言われています。


PM2.5という超微粒子の有害物質が、中国で深刻な被害を
及ぼしています。


今週号の日経ビジネスは、PM2.5を含めた有害物質が、
国民生活に甚大な悪影響を及ぼしている状況をリポート
しています。


この状況は「対岸の火事」ではなく、日本にも必ず、
大きな影響を及ぼします。


「尖閣問題」や「靖国神社参拝問題」とは別に、
日中間の論争の火種とならないことを願うばかりです。


まず、中国の鉄鋼城下町で何が起こっているのか、
見てみましょう。

中国北東部にある河北省唐山市。
世界最大級の鉄鋼城下町が今、
その姿を大きく変えようとしている。
きっかけは、深刻な大気汚染。
唐山市中心部にある製鉄所。
操業開始から約20年。
この製鉄所は建材向けなどの
鋼材を年間400万トン前後、
生産していた。
2013年夏、環境改善の一環として、
唐山市政府などの判断で稼働を停止。

  (P.026)


この製鉄所の閉鎖は、例外ではありません。
それは、唐山市が「中国の主要74都市において、
大気汚染の深刻さで第3位」(P.026)であるからです。


河北省は唐山市にPM2.5の削減目標を課しました。
「2017年に2012年比4割減という大幅なものだ」(P.027)。


中国は「成長至上主義」の下、「産業の米=鉄」の生産に
邁進してきました。


現在の中国の姿は、40年前の日本の姿に重なるものです。
40年前の日本は高度経済成長期にあり、成長に比例するように
公害問題をもたらしました。


私も公害を体験しました。
大気汚染が酷く、光化学スモッグで目が痒くなったり、
痛くなったりして、つい目をこすってしまったものです。
喘息のような症状に悩まされたことも、記憶に残っています。


先に河北省唐山市のケースをご紹介しましたが、
大気汚染は工業地帯に限定されているわけではありません。


時々、ニュースで伝えられることがありますが、
上海や北京でも大気汚染が深刻さを増しています。


なぜなのでしょうか?


その理由の1つは、「汚染のリレー」(P.027)が存在すること
だそうです。


都市の中心部で生産をやめても、減った分を郊外へ移管
して生産しているからです。


いわば、駅伝のたすきのようにリレーされていくのです。
それは正に「汚染のリレー」です。


実は、汚染の元凶は製鉄所の煙突から大気中に吐出される
有害物質だけではない、と指摘されています。


製鉄所で生産された鋼板を使い、製造された自動車の、
排ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)なども、
公害をまき散らしている、と指摘されています。

自動車の保有台数は年々増え続けており、
その分、排ガスの発生量も増加の一途
をたどっている。

  (P.028)


ただ、乗用車よりもトラックのほうが排ガスの量は多いのです。
「トラック1台が市内を走リ回れば、乗用車100台分の排ガス対策が
吹き飛んでしまうような話」(P.029)であるため、
乗用車だけの規制では効果に限界があるのです。


こうした現状に、外資企業の中には、
フィンランドのノキアのように、中国を脱出する人もいます。


独BMWは中国に赴任する幹部の確保に苦労しているそうです。


1970年代の日本は公害問題に悩まされ、あらゆる対策を講じて
きました。


それには、数十年の時間と莫大な対策費と被害者補償費という
つけを払うことによって償われたのです。


日本の「悪い経験」を参考にして、対策を講じたら良いのでは、
と考えましたが、そんな短絡的な考え方では、中国の現状を改善
することはできないようです。

東北大学の明日香壽川教授は、
「中国に日本などが過去に実施した
対策をそのまま持ち込んでも、
もはや通用しない」と言う。
それほど対策は難しい。

  (P.031)<


ここで、PM2.5について、確認しておきましょう。

PM2.5とは、どのような物質のことを
言うのか。
粒子の種類は無数にあるが、その中で、
直径が10マイクロメートル(μm、
マイクロは100万分の1)以下のものを
「SPM」もしくは「PM10」と呼び、
同じく2.5μm以下のものを「PM2.5」
と呼ぶ。
髪の毛の直径は約70μmでPM2.5の
約30倍の大きさだ。

  (P.032)


PM2.5はいかに小さな物質であるかわかりますね。
こんな小さな粒子が一度体内に入ると、
「喘息や心臓疾患の原因になると言われる」という
ことなので、中国では今後数十年後に、
公害の後遺症に苦しむ多数の人たちが出てくる
恐れがあります。



次回は、「藁にもすがる庶民」他についてお伝えします。




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Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

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