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賃上げ余力 格付け500社 2014.02.24<2>

日経ビジネスの特集記事(46)

賃上げ余力 格付け500社
あなたの会社はもっと払える 2014.02.24


春闘の時期を迎え、大企業の多くで賃上げが実施されるが、
中小企業ではどうなのか
が主要テーマです。


中小企業では、大企業のような賃上げは難しい、というのが現実です。


戦略的賃上げの作法

NTTドコモの販売店のケースが紹介されています。
正社員と非正規社員が一緒に働いていますが、仕事内容に際立った差は
ないですが、待遇は大きな差があります。


両者の格差をどう縮めるかが課題です。

約32万人の正社員を抱えるNTTグループだが、

非正規の社員の数も約10万人に上る。

スマホの販売現場だけでなく、

システムエンジニアやコールセンター

など、正社員に混じって非正規雇用

の社員が活躍する場は広がっている。


非正規社員の絶対数や、全従業員に

占める比率が増えることで「正社員

に比べて給与が低い」という不満感

が徐々に広がりつつある。

  (P.036)


そこで、NTT労組はこのように考えています。

両者揃って賃上げが実現すれば、

その差は縮まらないが、格差の拡大は

避けられる。NTT労働組合の余田彰・

交渉政策部長は、「非正規雇用の方の

活躍に支えられている現場も多いので、

正社員にも納得してもらえるはず」と

話す。

  (P.036)



オリックスでは、「若手に手厚く、シニアに我慢」してもらう制度を
実施しているそうです。


中には、こんな企業もあります。
会社側からベアを提案した、ディスコのケースです。


ディスコの関家一馬社長は「こんなに

頑張っているのに、賃上げを渋っている

と思われたら、社員の意欲は低下する。

モチベーションを最大化するには、

サプライズを演出することが必要

だった」と話す。

  (P.039)

ディスコは業績好調の会社です。

ベア実施を支えているのは好調な

業績だ。2014年3月期は前期に比べて3割

の営業増益を見込む。とはいえ、ディスコは

リーマンショック後も黒字を維持し続けて

いた。2011年3月期に至っては営業利益

159億円と、今期予想(154億円)を上回る

利益を確保した。それでも当時、ベアに

は踏み切れなかった。

  (P.039)


こうした企業はごく少数かもしれません。



中小、賃上げせず9割

賃上げムードは、中小企業にも波及するのか?


日経ビジネスが調査した結果、残念ながら賃上げできる中小企業はごく少数
であることが分かりました。


アベノミクスの内容が明らかになった後、懸念されていた事実が明白に
なったと言えます。

賃上げを予定する中小企業は12%。

しかし、ベア実施は1.7%――。

  (P.040)


中小企業経営者の一人は、このように本音をぶちまけました。

「最高益を出して従業員と株主に還元

するならば、取引先にももっと還元

すべきではないか」。先の経営者

(金属加工会社社長)は取引先の

大企業に向けた本音をぶちまける。

  (P.041)


中小企業経営者のホンネ座談会からさわりをご紹介します。
匿名性があり、ホンネが頻出します。
怒りと諦めが混じった言葉です。


登場人物は4人です。
A氏 精密部品会社社長 50代男性
B氏 電子部品会社社長 60代女性
C氏 金属加工会社社長 60代男性
D氏 金型製作会社社長 60代男性


A ここだけの話、マンションを買おうかと思っていまして。
  この会社もいつまで続けられるか分からないから、
  マンションでも買って安定的な収入を得ようと思っています。

B 仕事の大半が海外に出て、その分はほとんど返ってきていない
  職人い辞められたら、それこそ会社はやっていけない。
  中小まで賃上げの動きになると、また海外との人件費の差が
  開いてしまう

  これから10年、20年後に自分の会社があるのか、
  仕事があるのかは全く読めない。その中でどこに
  カネを張るのかは難しい。 

C 「例年通り5%引き下げて」と取引先は平気な顔で言ってくる。
  そんな彼らが賞与増額だのベア実施だのと聞くと、
  俺たちにも回せよって思っちゃうよ。

D 金型は仕事の一部が国内に戻ってきていますよ。
  2000年代に中国へ渡った技術者が高齢化して
  日本に帰国してきています。ただ、技能が
  きちんと伝承されなかったみたいで、その
  職人が抜けると質が低下したらしい。
  結局、日本じゃないと無理だということで。
  だから、相応の対価ももらえて、結構潤っています


日経ビジネスが取材を通じて分かったことは、「業績が回復しつつある企業
ですら、賃上げには慎重」(P.043)ということです。


前回、私の経験をお話しました。
中小企業の社長が、「大手メーカーから部品単価の値下げ要請を受けている」
とか、「条件が厳しくても、受けないと次に仕事を回してくれないのでね」
という実態は、その話から30年後でも何ら変化はなかったのです。


最後に、賃上げ余力のあるランキングで、A、BBB、BBそれぞれ10社ずつ
ご紹介します。




 1 三井物産

 2 住友商事

 3 NOK

 4 鬼怒川ゴム工業

 5 三菱商事

 6 伊藤忠商事

 7 パナソニック

 8 ダイキン工業

 9 住友電気工業

10 マツダ



BBB

 1 東京建物

 2 大東建託

 3 出光興産

 4 ソニー

 5 LIXILグループ

 6 東京電力

 7 電源開発

 8 シャープ

 9 小田急電鉄

10 大塚商会




BB

 1 北陸電力

 2 四国電力

 3 住友重機械工業

 4 鹿島

 5 山崎製パン

 6 兼松

 7 長瀬産業

 8 森永乳業

 9 サンデン

10 西松建設




あなたの会社は、賃上げ余力のある会社ですか。






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賃上げ余力 格付け500社 2014.02.24<1>

日経ビジネスの特集記事(46)

賃上げ余力 格付け500社
あなたの会社はもっと払える 2014.02.24


春闘の時期を迎え、大企業の多くで賃上げが実施されるが、
中小企業ではどうなのか
が主要テーマです。


まず、私の経験をお話します。


25~30歳まで、私は日産系ディーラーで営業部員として勤務したことが
あります。今から30年近く前のことです。


担当地域は、住宅街と工業団地でした。
工業団地に絞ってお話します。


当時の工業団地には、日産系の下請け会社の工場が数多くありました。
1次下請けから社長以下10人未満の中小企業までありました。


親しくしていただいた、中小企業の社長や従業員の方からお聞きした
話で、今でも印象に残っている言葉があります。


「大手メーカーから部品単価の値下げ要請を受けている」


その企業では、新型車両向けの部品の試作を行い、お墨付きを得て、
部品の量産を行っていました。


部品単価を聞いた時、あまりの安さに、
「これではとても利益は出せないな」
と感じたものです。


その点を、率直に伝えると、
「数がまとまったり、追加生産があれば何とかなる」
と答えました。


さらに、こう付け加えました。
「条件が厳しくても、受けないと次に仕事を回してくれないのでね」


下請けを泣かして、上流のメーカーは自動車生産していたことを
知りました。


それから約30年後、現状はどうなっているでしょうか。
その点を頭の片隅において、ご覧ください。



トヨタ社員の高揚と戸惑い

春闘を迎えるトヨタ自動車の現状を見てみましょう。
世界生産台数が、初の1000万台超えをしたトヨタは思い切った賃上げ
を実施しそうですが、実情はどうでしょうか。


今期の営業利益は2兆4000億円と

リーマンショック前の過去最高益を

更新する見通し。内部留保に当たる

利益剰余金も日本一の規模だ。

それでもベアは業績不振の企業も

多く加盟する電機連合と同じ4000円

で、一時金はリーマンショック前を

下回る。

  (P.024)


トヨタは上記のような、業界の標準的な賃上げしかできないのです。


リーマンショックの後遺症があり、
「賃上げどころか、雇用を維持できるかどうか」
という、同様な危機に見舞われるおそれがあり、組合員が強く要求
できない状況にあるのです。



なるか賃上げドミノ

ベアについてお話しておきたいましょう。

ベアとはベースアップの略で、社員の

基本給を底上げすることを指す。賃金表を

書き換えて、賃金カーブ全体を引き上げる。

  (P.027)


ベアは、基本給ですから、残業手当や企業が負担する社会保険料さらに、
退職金の算定にも影響するものなので、企業は二の足を踏むのです。


では、一時金はどうでしょうか。
一時金というのは、ボーナスのことです。
一時金は業績に連動して決まる傾向がありますから、アベノミクスで
潤った一部の輸出企業は支払い余力はあるでしょう。


こうした現状であるため、労組も賃上げに慎重になっているそうです。
無理強いをして、企業業績が悪化した場合、リストラされたり、経営破綻
に見舞われるおそれがあるからです。



ハードルなき200社

日経ビジネスは、主要500社を次のように選びました。

「日経500種平均株価の採用企業から一部の金融を除き、
かつ十分なデータが取得できる457社とした」(P.031)


具体的な指標は下記の10項目です(P.031)。

①従業員1人当たり人件費の絶対水準

②人件費の5期前との比較

③労働分配率の水準

④労働分配率の5期前との比較

⑤今期経常利益の増減率

⑥来期経常利益の見込み

⑦売上高経常利益率

⑧経常利益の絶対水準

⑨自己資本比率

⑩営業キャッシュフローの有利子負債に対する倍率


格付けはAAA、AA、A、BBB、BBまでの5つ
までです。


今回は、AAAからAAまでの企業の一部をご紹介します。


それぞれのトップ10は次のとおりです。

AAA

 1 国際石油開発帝石

 2 KDDI

 3 NTT

 4 ソフトバンク

 5 SANKYO

 6 シスメックス

 7 カカクコム

 8 NTTドコモ

 9 日本たばこ産業

10 ブリジストン





AA

 1 富士フィルムHD

 2 丸一鋼管

 3 トヨタ自動車

 4 ホンダ

 5 クボタ

 6 ヤフー

 7 花王

 8 村田製作所

 9 SMC

10 セガミトミーHD



最後に、3人の経営者をご紹介します。
賃上げは当然と公言しています。


一休の森正文社長DMG森精機の森昌彦社長アイリスオーヤマの
大山健太郎社長
です。


一休の森正文社長

大企業の経営者には自身を持ってもらいたい。

収益の拡大をコミットし、賃上げを

決断すべきだ。これができない経営者は

去るべきじゃないか

  (P.034)


DMG森精機の森昌彦社長

子育て世代、また介護が必要な従業員に

大きく傾斜してはどうか。約3000人の

正社員のうち、1000人ほどが子育て中だ。

ここに3億円を投入すれば1世帯当たり30

万円。子供1人当たり2万~3万円支給し、

2人いれば5万円。これなら、暮らしを支える

という感じが出るのではないか。

  (P.035)


アイリスオーヤマの大山健太郎社長

世の中の消費を支えているのは、一部の

金持ちではない。むしろ、所得が低い層だろう。

年収1000万円の人の給料を上げるよりも、

年収200万円の人の給料を上げた方が、

確実に消費に回る。社員は消費者でもある。

その消費が盛り上がらなければ、社会に

とっても、アイリスにとってもマイナスだ。

  (P.035)


あなたの会社は、賃上げ余力のある会社ですか。


次回は、「戦略的賃上げの作法」他についてお伝えします。






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Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

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