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トヨタ 迫る崖っぷち 豊田章男を襲う 危機の正体 2014.06.30 <2>

日経ビジネスの特集記事(63)

トヨタ 迫る崖っぷち
豊田章男を襲う
危機の正体
2014.06.30



今週の特集記事のテーマは

世界販売で前人未到の年1000万台を突破したトヨタ。
今変わらなければ、再び転落しかねない。
豊田は迫りくる「崖っぷち」の危機を乗り越えられるのか

というものです。


2013年の売上高25兆6919億円、営業利益は過去最高の
2兆2921億円。年間販売台数1000万台超という巨大企業
となったトヨタ。


私は、6500万年前に絶滅したとされる恐竜のことを連想
しました。


恐竜の絶滅 NATIONAL GEOGRAPHICによれば、

「6500万年前、現生種につながる真鳥類を除くすべての
恐竜が絶滅した。海を泳いでいた巨大なモササウルスや
首長竜、空を飛んでいた翼竜も同じように絶滅している。

多くの科学者たちは、小惑星か彗星の衝突、あるいは
火山活動の暴発という2つの仮説のいずれかで白亜紀の
絶滅を説明できると考えている」
ということです。


恐竜の絶滅に関して、私が注目したのは「小惑星か彗星
の衝突、あるいは火山活動の暴発という2つの仮説」の
どちらが正しいかということではありません。


巨大な体躯を支えるために大量の食料を必要としていた
ために、環境の激変によって食料が激減し、生命を維持
できなくなったという点です。


ここにキーセンテンスがあります。

Adaptation precludes adaptability.

環境に適応しすぎると、環境が激変したときに、
その環境への適応能力を失ってしまうということです。


上記のキーセンテンスを知ったのは、下記の本を
読んでからです。

『知識創造企業』 野中郁次郎+竹内弘高
 東洋経済新報社 1996/03/21

13年前に書いた書評がありますので、少しご覧ください。
知識創造企業


もちろん、日経ビジネスは「恐竜の絶滅」と絡めた話は
一切していません。これは私独自の考え方です。



PART2 トヨタ式をぶっ壊す

前回、「トヨタベンチャーズ」という「トヨタを超えるための新しい
開発」と銘打ったプロジェクトを始めることをお伝えしました。


トヨタに限らず、メーカーには英語化された「ケイレツ」が存在
します。


トヨタは、このケイレツにメスを入れることにしました。
それは「トヨタ式をぶっ壊す」ことを意味する行為でした。


ケイレツは相互にメリットがあり、部品の安定供給が得られ
ます。発注元は必要な時に必要なだけ発注先へ依頼する
ことができます。発注先は発注元からの支払いが保証されます。


しかし、長年の間に発注元と発注先との間に緊張感が薄れ、
馴れ合いになってきます。そこには革新的なアイディアは出に
くくなります。


そうした馴れ合いを排除し、緊張感を保つことで同業他社だけ
でなく、異業種からの参入への対策をも講じることができる
のです。


トヨタの開発陣が忸怩たる思いしたことがあったそうです。


 2011年。マツダが発表した低燃費エンジン

 「スカイアクティブ」を目にした時の忸怩たる思いを、

 トヨタの開発陣は忘れられない。このエンジンを

 搭載した小型車「デミオ」の燃費性能は25.0km/㍑

 (JC08モード)。車格が同じトヨタ「ヴィッツ」の

 21.8km/㍑(当時)を大幅に上回っていた。

 
 スカイアクティブの高性能を支えるのはトヨタ系部品

 メーカーだ。
 

  (P.036)

ケイレツはトヨタの強さであったのですが、弱さを露呈
する出来事は下記のような背景があったのです。


 インドや中国などのように、トヨタのシェアが低く、

 トヨタ向けの販売だけでは開発や生産投資の

 回収がままならない地域も目立ってきている。

 そうなれば、実力のある部品メーカーほどトヨタ

 の囲い込みを嫌い、有望な技術や提案をトヨタ

 に持ち込まなくなる。当然、トヨタ車の商品力は

 低下する。
 

  (P.036)


トヨタは「トヨタ式」のあり方を転換しました。


 トヨタ以外の自動車メーカーとの商売人対する
 
 契約上の縛りを緩める一方で、トヨタとの共同

 開発にも最大限の力を注いでもらうようお願い

 したのだ。長年続いた「トヨタ式」を断ち切った

 須藤(誠一副社長)が目指すのは、そんな

 開かれた開発スタイルだった。
 

  (P.037)


長年、トヨタと言うと「カイゼン」と「カンバン方式」でした。
しかし、海外市場では、カイゼンでは対応できなくなって
きました。


 トヨタのお家芸でもある2%、3%の「カイゼン」

 という枠を大きく飛び越えて、新しい知恵を絞れ、

 という要請だ。裏を返せば、今のカイゼンだけ

 ではトヨタを成長させ続けられない、という危機

 意識がある。
 

  (P.039)



PART3 私は太陽となり、土となる

豊田章男社長のインタビューは、下記のブログに
書きました。(再掲)
私は太陽となり、土となる 2014.06.30
豊田 章男 (とよだ・あきお )氏 [トヨタ自動車社長]


今回は、変則的な誌面構成で、編集長インタビューは
PART3となっています。




PART4 永久成長への渇望

豊田章男社長は、従来のトヨタを改革するため、
大鉈を振るいました。


大きな変化は現場を重視し、「第1トヨタ」「第2トヨタ」
「レクサス」「ユニットセンター」の4つに分割し、
大幅な権限委譲を実施しました。


 最高益を更新しても「自分がやった」と

 決して言わない。あくまで主役は現場

 であり、副社長や本部長こそが

 「トヨタのリーダー」と言う。 
 

  (P.046)

トヨタのライバルは、実はVWでもGMでもない、
と日経ビジネスは考えています。


 トヨタを徹底的に打ちのめす力を秘める

 のは、VWやGMでもない。それは破壊的

 イノベーションで自動車産業に挑むグーグル

 や米テスラ・モーターズといった全く新しい

 プレーヤーだろう。運転もエンジンもなく

 なった時代に、トヨタは存在し続けられる

 のか。豊田もその危機を強く自覚している

 はずだ。
 

  (P.048)


トヨタとグーグルとは設計思想が全く違います。
運転を楽しむことに重点を置いたトヨタに対して、
移動手段の一つの形と考えるグーグル。


どちらかが残り、どちらかが消えるということは
なく、住み分けができると思います。


グーグルの自動運転車を使えば、年齢を問わず、
身体に障害を持った人でも移動に使えることに
なります。免許証は不要になり、道交法改正も
不可欠になります。


Google Map の精度向上や、ロボット技術の性能
向上が欠かせません。



 トヨタで技術部門を統括する副社長の

 加藤光久は、「運転して楽しくない

 クルマは作らない」と、グーグルが目指す

 自動運転の世界とは距離を置く。

 確かに、自動運転車に運転お楽しみは

 ないだろう。

 グーグルの考えは違う。

 ドライバーを運転から開放し、ネットワーク

 につなぐことで新たな利便性や安全性を

 提供する。そのため、自動運転の要となる

 地図情報やロボット分野でM&A(合併・買収)

 を仕掛ける。
 

  (P.049)


豊田章男氏は、社長に就任して5年がたちました。
「長期政権になる可能性が高い」と見られています。
それでも、いずれ後継者問題がクロースアップ
されることは間違いありません。


 後継者は一朝一夕には育たない。全社的な

 視点を持ち、将来ビジョンを自分の言葉で

 語ることができる経営人材を育て、抜擢で

 きるかどうか。これだけは現場に任せること

 はできない。いずれ、豊田の決断が必要に

 なる。 
 

  (P.049)






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トヨタ 迫る崖っぷち 豊田章男を襲う 危機の正体 2014.06.30 <1>

日経ビジネスの特集記事(63)

トヨタ 迫る崖っぷち
豊田章男を襲う
危機の正体
2014.06.30



今週の特集記事のテーマは

世界販売で前人未到の年1000万台を突破したトヨタ。
今変わらなければ、再び転落しかねない。
豊田は迫りくる「崖っぷち」の危機を乗り越えられるのか

というものです。


売上高25兆6919億円、営業利益は過去
最高の2兆2921億円。売上高営業利益率は、
8.9%です。


営業利益は、売上高から売上原価を引いた
売上総利益から、販売費及び一般管理費
(販管費)を差し引いて算出します。


営業利益は、本業における儲けと言われます。
調整をせずに算出する生の数字といえます。


故意に売上や売上原価の数字をいじることが
なければ、という条件の下においてですが。


数字だけを見ると、トヨタの強さが際立ち、
順風満帆に見えます。


 ライバルの独フォルクスワーゲン(VW)や

 米ゼネラル・モーターズ(GM)を引き離し、

 台数でも収益でも堂々の王者だ。
 

  (P.028)

ところが、トヨタは1000万台超えによって、
豊田章男社長は危機感を抱いています。


それはなぜ?


 小型ガソリン車の燃費で、マツダや

 ホンダに遅れを取った。新興国では

 昨年、盤石だったタイでホンダに

 首位逆転を許した。中国ではVM、

 日産自動車らに引き離され、未来の

 巨大市場インドでも苦戦が続く。
 

  (P.028)

さらに、


 新興国市場の伸長で低価格車の比率

 が高まり、高級車市場ではドイツ勢の

 後塵を拝する。台数が増えても利益が

 増えにくい構造になった。
 

  (P.028)


豊田章男社長は、編集長インタビューで、
次のように語っています。


 「トヨタはコンマ数%の成長を積み上げていく

 段階に入った」
 

  (P.029)


豊田章男社長のインタビューは、下記のブログに
書きました。
私は太陽となり、土となる 2014.06.30
豊田 章男 (とよだ・あきお )氏 [トヨタ自動車社長]



トヨタ 迫る崖っぷち

(『日経ビジネス』 2014.06.30号 表紙)




PART1 「世界最強」の幻想

新興国編

「『新興国向けの低価格小型車は今後、ダイハツに
お願いしたい』」(P.030)

こう切り出したのは、トヨタの副社長に就任したばかり
の伊原保守氏です。


現在、「排気量1リットル前後の低価格小型車の市場
は、新興国における主戦場」(P.030)となっています。


ところが、伊原氏はこう語っています。
「今のトヨタには、新興国向け小型車を開発する余裕
はない。ダイハツとの協業モデルを世界展開する」
(P.030)


トヨタは「未来の巨大市場インド」では苦戦している
現状を端的に表しています。


インドの概況は下記のとおりです。


 人口は約12億人、平均年齢は約25歳。

 2013年の乗用車販売は255万台で、

 日本の半分程度に達し、2020年には

 中国、米国に次ぐ3位になる見通し。

 若く、巨大な潜在力を秘めるこの有望

 市場で、トヨタは完全に出遅れた。
 

  (P.031)


下図をご覧ください。少々見づらいかもしれません。
各国の円グラフで、赤く表示されているのは、
トヨタ自動車(ダイハツ含む)の乗用車シェアです。


巨大な2市場(中国、インド)でわずか5.7%しか
シェアがないことが分かります。


後発地域では苦戦

(『日経ビジネス』 2014.06.30号 PP.032-33)


なぜ、インド市場でトヨタはシェアを伸ばせないの
でしょうか?


それは労働争議に巻き込まれているからです。


 今のインドの状況は1950~60年代の労働争議

 が盛んだった日本に近いと言われる。労使で

 協力して会社を成長させる意識は少なく、

 どの企業も多かれ少なかれ労務問題に悩ま

 されている。

 トヨタにとって、労働争議が深刻化した衝撃は

 とりわけ大きかった。

 日々、問題解決を繰り返して生産性を極める。

 その根幹である人づくりが、インドでうまく
 
 いかなかったことを示すからだ。
 

  (P.032)


ただ、トヨタは、インドを「市場」としてだけ見ているわけでは
ありません。


 インドは市場としてだけでなく、「(輸出も視野に)

 生産拠点としての存在感が確実に増す」と

 石井(TKM社長=トヨタ・キルコスカ・モーター)

 は見る。ここで立て直せなければ、トヨタの将来

 に大きなダメージを与えかねない。
 

  (P.033)

現状を見る限り、前途多難と言わざるを得ません。


 現在のシェアは5.7%。トップのVW(18.6%)との
 
 差は大きい。
 

  (P.033)


米国編

米国においても、トヨタに逆風が吹いています。
日本で好調なハイブリッド車(HV)が、米国で脇役に
追いやられる事態に直面しています。


 2001年以降、環境に優しいHVなら1人乗り

 での走行が許可された。ここ(カリフォルニア

 州のシリコンバレーとその周辺地域)では

 長い間、プリウスが主役として君臨していた。

 しかし、同州は排ガスがゼロではないなどの

 理由から、2011年以降に販売されたHVには

 通行証を発行しない方針に転換した。
 

  (P.034)

プリウスに代わる車両は何なのでしょうか?
もうお分かりですね? 電気自動車(EV)です。


 EVの圧勝だった。リーフ(日産自動車)が64台、

 モデルS(米テスラ・モーターズ)が28台、

 プリウスは37台だった。プリウスはコンセント

 から充電できるPHV(プラグインハイブリッド車)

 とHVを合わせた台数だ。

 (6月上旬の午後5時半から午後6時半の帰宅
 ラッシュ時に、歩道橋の上からカープールレーン
 でのエコカーの走行台数の調査結果)
 

  (P.034)


今後どうなるのか、が気になるところです。


 これからますますテスラなどのEVがHVに取って

 代わるという見立ての根拠は、排ガス規制の

 強化にもある。カリフォルニア州は自動車会社

 に販売台数の一定割合以上を排ガスゼロ車

 (ZEV)にする規制をかけている。達成できな

 ければ、他社から「排出権」を購入しなければ

 ならない。
 

  (P.034)

高速道路はEVが主流であることは分かりました。
では、市街地での主流は何なのでしょうか?


グーグルの自動運転車については、あなたも
ご存知ですね?


 シリコンバレーの高速道路で注目されている

 のがテスラなどのEVとすれば、市街地で人目

 を引いていたのがグーグルの自動運転車だ。

 

 グーグルはボタンを押すだけで安全に目的地へ

 到達する自動運転車で事故ゼロを目指している。

 実現すれば、運転者の存在を中心に考える

 トヨタがなし得なかった画期的なイノベーションに

 なる。クルマのあり方を根底から覆す可能性を

 秘める。
 

  (P.035)


問題は、EVの増加が米国だけのことなのか、
ということです。


豊田章男社長は、北米事業を率いる、専務役員の
ジム・レンツに「50年先までを考えてくれ」と伝え
ました。


「トヨタベンチャーズ」という「『トヨタを超えるための
新しい開発』」と銘打ったプロジェクトを始めること
が分かった」(P.035)そうです。


次のような具体的な計画があるそうです。


 シリコンバレーを皮切りに、トヨタベンチャーズの

 取り組みを各地で実施する。それらの集大成

 として、全く新しい概念のクルマを作り上げる。

 2020年の東京五輪でデビューさせ、世界に発信

 する計画だ。
 

  (P.035)


米国市場は、ジム・レンツの双肩にかかっている、
といっても過言ではないようです。


日経ビジネスはこのようにまとめています。


 未来に迫る危機を乗り越えるためには、これまで

 成功してきた「トヨタ式」を一度壊して、新しい

 モデルを作り上げる覚悟が必要だ、 
 

  (P.035)

改革には、スクラップ&ビルドが必要なのですね。




次回は、「PART2 トヨタ式をぶっ壊す」他を
お伝えします。






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Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

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