スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

女性昇進バブル 我が社の救世主か疫病神か 2013.8.26<3> 日経ビジネスの特集記事(20)

日経ビジネスの特集記事(20)

女性昇進バブル 我が社の救世主か疫病神か 2013.8.26

新説 TPPが女を救う

前回は、日経ビジネスの「女性活用」に関する過去の特集で

間違いがあった、という反省を踏まえたリポートがありました。


考え得る現実解が2つあるというものでした。
.

1つは、「女性のためだけの施策」をやめてしまうことで、

、もう1つは、「家庭を抱える女性社員だけのチームを作ってしまう」ことでした。


ところがこの2つでは女性活用の決定打にはなり得ない、と言っていました。

そこで3つ目の方法があるというのが、今回の主張です。

そもそも、にほんの女性が男性と同じように労働市場で活躍できないのは、

欧米やアジアに比べはるかに思い家事・育児負担にある、という指摘です。


具体的に見てみましょう。

総務省の調査によると、末っ子が3歳未満の共働き家庭における、週平均の

家事労働時間は女性3時間4分に対し男性はわずか30分。育児時間は女性

2時間49分に対して男性42分。



この現状を改善する1つの方法は、男性が家事や育児をもっと手伝うことです。

しかし、欧米諸国のように、日本に完全な男女平等社会を実現するには、長い時間が

かかります。


そこでどうしたら良いのか?

日経ビジネスは大胆な提言をしています。

家事や育児を代行してくれる労働力、つまりお手伝いさんを

雇うこと
だ。



具体的な例が示されています。

例えば香港では、ひと月当たり世帯収入が1万5000香港ドル(19万円程度)

あれば、フィリピン・インドネシアなどの外国人労働者の身元引受人に

なることができる。香港で働く彼女たちの数は実に28万人以上。

家政婦に払う月収は住み込みで約5万~7万円が相場だ。共働きなら十分

負担できる額であり、家政婦にとってもこの金額は、本国で稼ぐ給料を

大きく上回る。



ただし、日本の現行法では、外国人家事労働者を雇うことができません。

せっかくの提案も暗礁に乗り上げてしまいそうですが、そんな状況が

大きく変わる可能性が出てきているというのです。


それはどういう事かと言いますと、

TTP交渉では国境を超えた労働力の

供給について議論される可能性も十分にある


からだ、ということです。


女性の就労が経済にもたらす影響を長年ウオッチしてきた

ゴールドマン・サックス証券の日本株ストラテジスト、

キャシー・松井氏は、自分の経験を踏まえて、次のように

述べています。

私が働き続けられたのは外国人家政婦のおかげ。多くの日本

女性が家政婦を雇えるようになれば、この国の女性の生き方は

必ずいい方向に変わっていく。



日経ビジネスは次のような言葉で結んでいます。

戦後、遅々として進まなかった女性活用が、

ようやく動き出そうとしている。その起爆剤は、政府の数値目標

でも新手の女性活用策でもない。日本の女性を救うのは、TPPだ。





 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク
















スポンサーサイト

女性昇進バブル 我が社の救世主か疫病神か 2013.8.26<2> 日経ビジネスの特集記事(20)

日経ビジネスの特集記事(20)

女性昇進バブル 我が社の救世主か疫病神か 2013.8.26

30年変わらぬ現実

前回は男女雇用機会均等法が施行されてから

四半世紀が経ち、厳しい現実をつきつけられて

いることをお伝えしました。


今回は日経ビジネスの自己反省を含め、女性

活用の促進は日本企業に未解決課題となって

いることをお伝えしていきます。


日経ビジネスが「女性活用の促進」に関連して、

特集してきた歴史を振り返ってみましょう。


1986年の特集では「女性は一人前になるまで

は特別扱いせよ


という提案をしていました。

しかし、こうした戦略は従業員の大半を占める時代に

のみ通用するもの。

今どきこんなことをやれば、「男性差別地獄」(前回参照)

のような事態に陥りかねない。



1992年の特集では「女性の人事は現場任せにせず、

経営陣が直接決断すべき
」と主張。

現場の意向を無視した人事を乱発すればいかなる

事態を招くかは、「女性部下イジメ地獄」(前回参照)

で見た通りだ。



2004年の特集では「育児支援制度をはじめとする

制度の拡充こそが女性活用の成否を決める
」と

提言しています。

「制度に甘え、コストに見合うだけのパフォーマンスを

発揮しない女性社員が生まれる」という視点が少な

からず欠けていたのは、認めざるを得ないだろう。



さらに、2008年の特集では「“負のロールモデル”を

社内に増やすな
」でした。

実際に“負のロールモデル”を追放し、私生活を

犠牲にして働く“正のロールモデル”ばかりが残ると

どうなるか。表れるのは、「ロールモデル地獄」

(前回参照)のような惨状だ。



日経ビジネスを含めたメディアや専門家が示してきた

様々な「女性活用術」が、ほとんど成果を生まなかった

のはなぜなのか。


日経ビジネスは次のように結論づけています。

女性活用に王道なし

東芝は女性活用が進んだ企業の一つとして

知られています。

しかし、苦い経験を味わった末、1つの結論に

至ったといいます。

「個々の企業がいくら社内で工夫を重ねても、社会や

個人の価値観が変わらないと、結局、女性活用は

円滑には進まない」というものだ。



日経ビジネスは今回も提言しています。

女性活用を促進する現実解は2つある。

1つは、「女性のためだけの施策」をやめて

しまう
ことだ。

社内の軋轢をもたらすことなく女性活用を進める

もう1つの現実的な策は、

家庭を抱える女性社員だけのチームを

作ってしまう
ことだ。


ただ、日経ビジネスはこの2つの施策は女性活用の

決定打にはなり得ない、としています。


もう1つの方法を特集班が導き出したということ

なのですが、それについては次回ご紹介します。


★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク
















女性昇進バブル 我が社の救世主か疫病神か 2013.8.26<1> 日経ビジネスの特集記事(20)

日経ビジネスの特集記事(20)

女性昇進バブル 我が社の救世主か疫病神か 2013.8.26

女で地獄と化す職場

男女雇用機会均等法が施行されたのは、

1986年ですから、四半世紀が経ちました。

国が期待したように成果は出ているのでしょうか?


日経ビジネスは、厳しい現実をリポートしています。

ファイル1 女性部下イジメ地獄

大手化学メーカーに務めるAさん(女性 40歳)は、

3年前に女性部長(50歳)が配属されて以来、イジメに

遭ってきたと告白しています。

些細なミスでも責め立て、あなたには無理ねと

「ダメ出し」をする一方で、

同様なミスでも男性社員の場合には、

「次は気をつけてね」と許す。


教訓

「男性より女性の方が、女性の部下の悩みを理解し、

育てられる」。

男性の中にはこう安易に考える人が少なくない。

が、それは全く幻想だ。


ファイル2 男性差別地獄

外資系メーカーで働くB氏(35歳)は本気で転職を

考え始めた、という。

同じ部署の同僚女性2人目の育児休暇を終え

職場に復帰した。

ところが、その女性の社員資格がB氏より2段階も

上のグレードであることが発覚。彼女が2度の育児

休暇をとっている間、B氏が彼女の不在を埋めたが、

全く評価されなかった、ということです。

その後、改めて職場を見直してみると、職場の

あちこちで、女性優遇という名の「男性差別」が

進んでいた、ということです。

教訓

女性が男性と同様に昇進できる体制を

整備するのは、企業として当然だ。だが、

そこに女性管理職比率の数値目標が

持ち込まれると、どうしても女性社員を

実力以上に評価する状況が生まれ

やすくなる。



ファイル3 ロールモデル地獄

Cさん(39歳)は、大手消費財メーカーに勤務

していました。

主婦向けの商品を多く扱うため、社内の女性

管理職に比率は他社と比べ圧倒的に高かった

そうです。

Cさんは出産後、ご主人の転勤で実家のある

北海道へ移り住んだ。

北海道支店の責任者は40代後半のシングル

女性。

結婚も出産も犠牲にしたバリバリのキャリア

女性だったという。

Cさんは時短で働いていました。バリキャリの

責任者は、その働きぶりに物足りなさを感じ、

私と同様に「一人前に働け」と叱咤し続けた

そうです。

会社が育てた“お手本女性管理職”の姿に

失望し、職場を去ったそうです。

教訓

「女性管理職を増やすには、後輩の目標に

なるロールモデル作りが大切」とよく言われる。

だが、そうしたモデルを見て「自分には無理」と、

逆に意欲を失う女性は少なくない。



ファイル4 制度ぶら下がり地獄

東京都内でIT(情報技術)系企業を経営する

D氏(52歳)はある決断を悔やんでいると

いうことです。

「女性を活かす企業」を標榜し、多くの女性を

採用してきました。

女性活用に乗り出し、育児休暇制度を採用し、

女性が働きやすい環境を整えました。

ところが、出産適齢期を迎えた女性社員が

次々制度を使い始め、当然の権利のように

3年の育休を取得。その後は時短で働き、

社員が子供を生むほど1人当たりの業務

効率が落ち、業績も低下したそうです。

女性の雇用問題に詳しいジャーナリストの

白河桃子氏は次のように説明しています。

「先んじて女性活用に着手し、育休などの

制度を整えた企業ほど、今になってアップ

アップしている」


教訓

女性が働きやすい環境を整え、長期的視野で

女性管理職を育てたい。そんな思いで作った

女性支援制度が、時間が経つにつれ、経営の

重荷になるケースは多い。



次回は、「30年変わらぬ現実」と「女性活用に王道

なし」をお伝えします。



 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク
















誌上対決 ロボットVS職人社長 2013.8.12・19<3> 日経ビジネスの特集記事(19)

日経ビジネスの特集記事(19)

誌上対決 ロボットVS職人社長 2013.8.12・19

俺の仕事は消えない

前回はSF的な予測でありながら、ロボット化に

よって人間が行なってきた仕事が減っている

現実を見てきました。

最終回は、5つの誌上対決でロボットVS職人社長

でどちらが勝利するかお伝えします。

また、「30年後も食える仕事」についても

ご紹介します。


第1試合 ラーメン作り対決

博多一風堂創業者 河原成美氏 VS 麺茹でロボット

麺茹でロボットにはできない3つのポイント

1 茹で時間の調節

2 スープ作り

3 湯切り


米コンサルティング会社、A.T.カーニーの梅澤高明・

日本代表は次のように説明しています。

「どんな作業もデータ化、論理化できれば

AI(人工知能)」による代行が可能になる。逆に、

論理化できないものは自動化が難しい。」



判定人を務めるラーメン評論家の石神秀幸氏も、

職人有利の判定人を下しました。

「麺茹で時間の調整は、今後機械が進化すれば

無人化の可能性はある。だが、麺と同様にラーメン

の味を左右するスープ作りは、数十年後も人間で

ないと無理。湯切りの完全な機械化が難しいのは

言うまでもない。」



博多一風堂創業者 河原成美氏の勝利


第2試合 ホテル運営対決

星野リゾート社長 星野佳路氏 VS 全自動ホテル

全自動ホテルにはできない2つのポイント

1 顧客の顔色をうかがう

2 自然な笑顔


星野社長が追求するのは、心配りの行き届いた、

日本ならではのホスピタリティーだ。



「不気味な谷」という現象

ロボット工学の第一人者、東京工業大学の森政弘・

名誉教授が1970年に提唱したものです。

「人型ロボットに対し人はリアルになればなるほど

親近感を高めるが、一定以上、人間に近づくと、

逆に不気味に感じるようになる。

人に不快感を与えないアンドロイドを作るためには、

人間と100%同じ表情、動きをするマシンを開発

する必要がある」という主張だ。



星野リゾート社長 星野佳路氏の勝利


第3試合 投資対決

ロジャーズホールディングス会長 ジム・ロジャーズ氏

VS 自動投資ソフト


投資ロボットにはできない3つのポイント

1 割安銘柄の発掘

2 “前代未聞”への挑戦

3 第六感での売買


金融問題に詳しい野村総合研究所・未来開発センターの

大崎貞和・主席研究員は次のように結論を下しています。

「決められたことしかできないコンピューターに対し、

人間は複雑な事象を組み合わせて、株価を評価

したり、突発的事態に対応したりできる。

特定の分野で投資の自動化は進んでいくが、

すべてのトレーダーが淘汰されるわけではない」。



ロジャーズホールディングス会長 ジム・ロジャーズ氏の勝利


セミファイナル 宮大工対決

鵤(いかるが)工舎創設者 小川三夫氏 VS 大工ロボット

大工ロボットにはできない2つのポイント

1 木の癖を読む

2 人間の錯覚の計算


建設ロボットに詳しい芝浦工業大学の油田信一・

特任教授はこのように言っています。

「莫大なコストをかければ、将来的に、例えば目の錯覚

の矯正などは自動プログラムで対応できるかもしれない。

だが、神社仏閣といった限定市場向けにそれだけの予算

を投じ、自動システムを開発する企業、技術者はまず

現れない。その意味で50年後も宮大工の技術は生き残る」



鵤(いかるが)工舎創設者 小川三夫氏の勝利


メーンイベント 実演販売対決

ジャパネットたかた社長 高田明氏 VS ビッグデータ

&司会ロボ
ビッグデータ+ロボットにできない3つのポイント

1 新たなヒット商品の発掘

2 潜在的魅力の発見

3 顧客を引きつける話し方


日経ビジネスは次ように述べています。

近い将来、高田社長以上に正確で流暢な商品

説明をする司会ロボが現れる可能性は高い。

だが、「目の前に存在しない相手を心に映す」

などという、ごく限られた人間にしかできない芸当を

アンドロイドができるようになるのは、はるか未来の

話となるだろう。



ジャパネットたかた社長 高田明氏の勝利


ロボットVS職人社長 5番勝負は、職人社長の

5戦全勝で幕を閉じました。



30年後も食える仕事

日経ビジネスは、5番勝負の結果から見えた

「数十年後も人間の手に残る仕事」を

まとめています。

4つに分類しています。

Ⅰ ロボットによる代替が難しい仕事

Ⅱ 自動化のニーズがない仕事

Ⅲ 機械化社会の維持に必要な仕事

Ⅳ ロボットにやってほしくない仕事


それぞれの例を2~3挙げます。

Ⅰ ロボットによる代替が難しい仕事

映画監督 医師 作家


Ⅱ 自動化のニーズがない仕事

経営者 政治家 プロスポーツ選手


Ⅲ 機械化社会の維持に必要な仕事

コンピューター技術者 ロボット技術者


Ⅳ ロボットにやってほしくない仕事

看護師 俳優 スポーツインストラクター


日経ビジネスは最後に次のように述べています。

個人は、どんな職業であれ、機械化されない

スキルをひたすら磨くしかない。




今回の特集記事を読んで、私が考えたのは、

「暗黙知」と「形式知」の違いです。

経験に裏打ちされた技術(暗黙知)は、

マニュアル化(形式知)しにくいので、

ロボット化は困難なのではないか、

ということです。


どんなに詳細なマニュアルを作成しても、

すべての状況に対応することはできません。

規定されていないことはできない、ということ

になります。

現実には、「想定外」のことは必ず起こります。

しかし、経験則を無視してはならないのです。


「ハインリッヒの法則」を考えてみましょう。

1つの大きな事故が起きる背後には、29の

かすり傷程度の事故があり、その背後には

300のヒヤリとした経験がある、というものです。

これは経験則です。そうしたことにどう対応する

のかは人間が自ら考えることです。


話は戻りますが、マニュアル化できないことでも

大原則が書かれた「クレド」の使い方次第では、

柔軟に対処できるのでは、と思います。

リッツ・カールトンホテルなどで実施されている

「クレド」には具体的なことは書かれていません。

個人個人がその都度、自分で判断し行動する

ことを求めています。

そして、企業はそのことを奨励するために支援

しています。

そうした顧客への「おもてなし」(ホスピタリティー)を
第一に考え、実践する

ための労使の信頼関係を築くことが大切だ、

と思いました。



 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク





















誌上対決 ロボットVS職人社長 2013.8.12・19<2> 日経ビジネスの特集記事(19)

日経ビジネスの特集記事(19)

誌上対決 ロボットVS職人社長 2013.8.12・19

30年後、消える仕事・残る仕事

前回は、ロボットが私たちの身近でも使われている例を

お伝えしました。

今回は、「専門家に聞いた今後数十年で自動化可能な

仕事」についてお伝えしていきます。

ゾッとするような主張をしている学者が米国にいます。

「今後数十年で、世界中の全雇用の50%、20億人分の

仕事が機械化でなくなる」。米国にそんな主張をしている

学者がいる。

シンクタンク、米ダビンチ・インスティチュートの創設者、

トーマス・フライ氏だ。




「2030年雇用半減説」だそうです。そんなに先の話では

ありませんね。

日経ビジネスはフライ氏の説をまとめていますので、

ご紹介しましょう。

フライ氏によれば、機械化による“雇用大減少”は、

主に4つのキーテクノロジーの進化で幕を開ける。

マイクログリッド、自動運転、3D(3次元)プリンター、

そしてロボットだ。



(1)マイクログリッド技術で大規模発電所や
  石油化学工場などのメンテナンスなどの
  仕事が減る。

(2)自動運転技術で、職業ドライバーが減る。
  事故の減少によって、警察や裁判社、医師、
  看護師の仕事も減る。

(3)3Dプリンターの普及で、自分で洋服などを
  作れるようになり、製造業や小売業の雇用
  が減る。

(4)ロボットが高性能化し、3K(キケン、キタナイ、
  キツイ)労働者が機械に肩代わりされ、仕事の
  多くが減る。


非現実的な話で、眉唾ものと感じたかもしれませんが、

日本にも同様な主張を掲げる学者がいるそうです。

宇宙物理学者、神戸大学の松田卓也・名誉教授は

その1人だそうです。

「第3の失業の波」と表現しています。

「第1の失業の波は、18~19世紀の産業革命で、

多くの農民が失業した。第2の波は1960年代以降

のオートメーション化で、相当数の工場労働者が

職を失っている。これから始まる第3の波は、

コンピューターや人工知能の進化による失業。

あおりを受けるのは高等教育を受けたホワイトカラーだ」。

松田名誉教授はこう予測する。




「失業の波」には3種類あるといいます。

Ⅰ「ロボット化」で無人化する職業

Ⅱ「コンピューター化」で無人化する職業

Ⅲ「既存技術の発達」で無人化する職業

それぞれに属する職業を3~4件ご紹介しましょう。

Ⅰ「ロボット化」で無人化する職業のゾーンでは、

消防官      米海軍調査研究所が火災現場
          専用ロボを開発

介護福祉士   理化学研究所と東海ゴム工業が
          介護支援ロボ「RIBA」を開発

薬剤師      ウィンディー(福岡市)が薬局向け
          薬剤自動ピッキングロボットを開発中

スポーツインストラクター 神奈川工科大学が体操
          インストラクターロボを開発中


Ⅱ「コンピューター化」で無人化する職業のゾーンでは、

ファッションデザイナー 島精機製作所(和歌山市)が
            自動デザインシステム
            「SDS-ONE」を開発

弁護士・司法書士  判例分析ソフト、債務整理ソフト
            など各種業務効率化ソフトが
            開発中

翻訳家         各種自動翻訳システムが既に実用化


Ⅲ「既存技術の発達」で無人化する職業のゾーンでは、

電力会社のエンジニア  マイクログリッド技術の進化
               により無人化進む

パイロット       自動運転技術の進化により
             無人化進む

工場労働者      3Dプリンターの普及により
             社会的需要が減る
 

暗い話ばかりではありません。

もっとも、フライ氏が試算する仕事の消滅率は

あくまで50%であるように、技術が進化しても、

すべての仕事がロボットに直ちに取って代わら

れるわけではない。




次回は、遠い将来まで、人間の手に残る仕事とは

どのようなものなのか、そして30年後も食える仕事

についてお伝えします。



★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク
















誌上対決 ロボットVS職人社長 2013.8.12・19<1> 日経ビジネスの特集記事(19)

日経ビジネスの特集記事(19)

誌上対決 ロボットVS職人社長 2013.8.12・19

30年後、消える仕事・残る仕事

仕事はここまで減る

日経ビジネスは、本号でロボットが職人に

どこまで迫れるか、というテーマで誌上対決

しています。

必ずこうなる、ということではありませんが、

一考に値します。

あなたもご一緒にお考えください。

もし、明日あなたの仕事がロボットに取って

代わったら、どうしますか? 

SFの話ではなく、そうした現実はすぐそこまで

迫って来ているのです。


牛丼業界で苦戦が続く吉野家で、今大きな変化が

起こっています。

人の手で提供されていたすべてのサービスが、

一部ロボットに置き換わっているのです。

現在、全国約1150カ所ある吉野家の店舗の9割弱で、

丼にご飯をよそっているのは人間ではない。食品機械

メーカー、鈴茂器工が開発したご飯盛りつけロボ

「GST-RSC」だ。



このロボットがもたらしたメリットは大きく分けて2つあります。

1つは教育コストであり、もう1つはスピードです。

盛りつけの無人化は強力な経費削減効果を吉野家に

もたらす。1つは教育コスト。超スピード盛りつけは

「ベテラン従業員がOJT(職場内訓練)で指導するが、

機械化すればその手間がゼロになる」(吉野家企画

本部の吉村康仙氏)。

また、吉野家の場合、10gまで多めにご飯を盛ること

が許されているが、牛丼業界では、たとえ10gでも

1年間余分に盛り続ければ1店舗100万円のコスト

アップになるというのが定説。

機械化すれば、こうした無駄も確実に減らせる。



鈴茂器工では2003年の1号機開発以降、改良を重ね、

GST-RSCの1杯当たりの盛りつけ速度は2.4秒と、

もはや吉野家のベテラン店員(約2秒)と比べても全く

遜色がない。




一度、ロボットを含めたシステムを導入すると、

24時間働き続けるため、人件費削減に大いに

寄与することになります。言い換えますと、1店舗

当たりの従業員を減らすことができることになります。

そのことによって新店舗に人員を回すことも可能に

なります。


今や、アマゾンを知らない人はいないのではないか、

というくらいアマゾンは日本社会に浸透しています。

本だけでなく、あらゆるものが発注後、早ければ翌日

に届き、しかも安いためユーザーは頻繁に利用します。


アマゾンは売上増加に伴う配送の遅れを防ぐため、

そして同業他社にさらに差をつけるため、

倉庫内のスピードアップを目指し、自走式ロボットの

メーカー、米キバ・システムズを買収しました。

キバはボストン近郊に本社を置く2003年。設立の

ベンチャー企業。

開発したロボットは、受注した商品の棚まで自走し、

棚ごと担当者の元へ最短ルートで運んでくるもので、

既に衣料品の米ギャップや玩具小売りの米トイザ

ラスなどで採用実績がある。



今までロボットの導入は、自動車などの製造現場や、

危険なため人間に代わって作業する現場でした。


今では食品業界や流通業界だけでなく、広範囲に

わたる導入実績があります。

イチゴ栽培にもイチゴ収穫ロボットがあるそうです。

イチゴ収穫ロボットが存在する。

開発したのは、果物の自動選別機などを開発する

シブヤ精機(浜松市)。

CCD(電荷結合素子)カメラでイチゴの色づき具合を

判別し、食べ頃のイチゴが見つかれば、刃がついた

ロボットの指が伸び摘み取る。無論、ロボットだけに、

24時間、昼夜を問わずの稼働も不可能ではない。




次回は、今後数十年で自動化可能な仕事は何か、

というテーマでお伝えします。



 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク

















2013年版 アフターサービスランキング 2013.8.5<3> 日経ビジネスの特集記事(18)

日経ビジネスの特集記事(18)

2013年版 アフターサービスランキング 2013.8.5

今週の特集記事の最終回は、9)【自動車】から

16)【ネット通販】のランキングについてお伝えします。


9)【自動車】

レクサスの圧勝でした。親会社のトヨタ自動車にも

大差をつけての首位は7年連続ということです。

ボルボが圏外から3位に躍進し、日産自動車は

5位から7位に下がりました。


10)【新築戸建て住宅】

この部門は満足度指数の差はわずかで順位が

めまぐるしく変わる可能性があります。

ただし、圏外から上位に食い込むのは容易では

ないでしょう。


11)【新築マンション】

この部門はベスト5(6位も含め)の顔ぶれは

変わりません。ただし、3位と4位以下とは

17ポイント以上の開きがあり、ランキング下位

の企業がベスト3に食い込むことはまず無理

だろうと思われます。


12)【自動車保険】

ソニー損害保険が3年連続首位となりました。

2位以下と12ポイント近く差をつけています。

2位以下は僅差で順位は流動的です。


13)【損害保険】

何と言ってもAIU保険の大躍進が目を引きます。

AIUはどのようにしてアフターサービスの向上に

取り組んだのでしょうか?

「AIUの商品は約6割が保険専業代理店を通じて

販売されるため、販売員のスキル向上が課題

だった」。

そのため、「『ハイクオリティ(HQ)代理店認定制度』」

を新たに設けたそうです。

「『努力している代理店をきちんと評価する指標が

必要だった』(AIU保険の市川徳良・営業企画部長)」

からです。

販売員のモチベーションを向上させる必要が

あったのですね。


14)【ネットスーパー】

1位、2位は大手スーパーが独占しました。

特に、イトーヨーカドーは2位に12ポイント以上の

差をつけ寄せ付けませんでした。


15)【家電量販店】

昔、北関東でYKK戦争と騒がれた、ヤマダ電機、

コジマ、ケーズデンキ(当時は加藤電機)でしたが、

アフターサービスランキングでは大きな開きが

出ました。売上高首位のヤマダ電機は10位、

コジマは8位そして、ケーズデンキは前回に

引き続き首位になりました。

先ごろコジマと経営統合したビックカメラは

9位と奮いません。


16)【ネット通販】

この部門は首位から5位(正確には7位)まで

前回と全く順位に変動がありません。

この点は他の部門には見られない、この部門

だけの特徴です。

面白いのは、順位間の差はごくわずかで、

まるで人気のあるラーメン店に行列をして

きちんと並ぶ様を見ているようです。


ひとつ気になることは、14位(前回10位)の

楽天ブックスの満足度指数がマイナス15.2

ポイントであることです。

問題は、満足度指数がマイナスになったのは、

今回が初めてではなく、昨年に引き続いて

マイナスになったことです。顧客の不満に対処

できていないことがこの数字に現れている、

ということになります。


「『出荷まで4~5日という表示が変わらな

かったため、別のところで入手したら、画面

表示を変えられず商品が届いた返品を申し出たが、

システム上受け付けられないとの返答』と

商品の不着や返品に関するトラブルへの不満が

多い。こうした現状に対する認識と打開策について、

楽天に取材を申し入れたが拒否された」。

困ったことですね。顧客目線で対応する姿勢が

欠けているということになります。



クレームこそ好機

アフターサービスランキングで首位でなくても、

リピーター獲得に成功している企業が

各部門にあります。

全16部門のうち数値が80ポイントを超える

5部門に属する企業をご紹介します。

ポイントの多い順に並べます。

【銀行】     住信SBIネット銀行 91.5

【ネット通販】  Amazon.co.jp    91.4

【証券会社】   SBI証券会社   85.1

【家電量販店】  ヨドバシカメラ   84.7

【パソコン】    アップル       83.2



日経ビジネスは最後にこのように述べています。

「アフターサービスは決して、単なる『後始末』ではない。

顧客に次の購入を促すための『第一歩』でもある」。




 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク

















2013年版 アフターサービスランキング 2013.8.5<2> 日経ビジネスの特集記事(18)

日経ビジネスの特集記事(18)

2013年版 アフターサービスランキング 2013.8.5

前回は16部門の各ベスト5をご紹介しました。

各部門のランキングの内容を2回に分けて、

詳しく見ていくことにします。

今回は、1)【証券会社】から8)【薄型テレビ】

までお伝えします。

日経ビジネスらしいコメントが随所に見られます。


1)【証券会社】

ネット専業証券大手5社が上位を独占しました。

「今回、それぞれ1位と2位を獲得した松井証券と

マネックス証券に共通するのは、トップのカスタマー

サービスに対する強い意志だ。

「社員100人に対し、コールセンターの人員は150人。

社員よりオペレーターの数が多い』と話す松井証券の

松井道夫社長は、サポートサービスを必要な投資で

あると捉え、強化してきた実績を強調する。150人の

スタッフが、多い時は1日当たり3000件の電話対応

をこなす。この体制は競合他社と比べても手厚い」。


2)【銀行】

ネット上位に異変が起きました。

前回と同じく首位を守ったソニー銀行を除き、

住信SBIネット銀行は前回2位から7位に

順位を下げ、前回3位だったジャパンネット銀行

は圏外へ。日経ビジネスの基準は、「回答が

30人を上回った企業を満足度指数ランキング

の対象とした」ためです。

ジャパンネット銀行は回答者数が20人でした。


3)【携帯電話・PHSの通信会社】

NTTドコモが首位から陥落し、イー・アクセス

が初の首位。

その差はどこにあったのでしょうか?

「とりわけ増えているのが『待ち時間の長さ』

への不満。項目別評価でも、『対応等に要した

時間』の満足度スコアが5.8と、

イー・アクセスの35.9に大きく引き離された」。


4)【パソコン】

パソコン部門でも順位が大きく入れ替わり

ました。

「パソコン部門でも下克上が起きた。昨年まで

8年連続1位のエプソンダイレクトが3位に陥落。

2012年は4位だったパナソニックが首位に躍り

出た。同社はビジネスパーソン向けノートパソコン

『レッツノート』が主力商品だ」。


パナソニックが支持を集めているのは、「修理に

要する時間の短さ」にあります。

持ち込み修理の99%が即日で完了している

という」。


5)【スマートフォン及びタブレット】

この部門では僅差で首位と2位が入れ替わり

ました。3位にはソニーモバイルコミュニケー

ションズとNECが初めて食い込みました。

しかし、先日NECはスマートフォン事業から

撤退すると記者会見で発表しました。

次回からこの部門のランキングにはエントリー

さえされないことになります。


6)【デジタルカメラ】

この部門の特徴はリコーグループが1ー2

フィニッシュしたことです。

「デジタルカメラでは、リコーが3位から首位

に躍進。リコーは2011年に今回2位のペン

タックスと経営統合しており、1、2位を独占した」。

リコーが首位に躍進した要因は、コールセンター

の対応の仕方にあります。

ゆっくりと話したい顧客には時間をかけて

向き合
」い、修理を依頼されると「予防保全を

したうえで返却するようにしている」。

ニコンが1位から4位に転落した理由は、

「『かかった料金や費用』の評価が

昨年より11ポイント落ちている」ためです。

もちろん、ニコンは今年4月から修理料金の

提示方法を見直したそうです。

「同社のウェブサイト上で品番、症状、保証

期間などを入力すると、技術料と部品代が

提示
される」ようになったそうです。


7)【エアコン】 8)【薄型テレビ】

5)【スマートフォン及びタブレット】を含め、

3部門でシャープが首位を独占しました。

7)【エアコン】と8)【薄型テレビ】の2部門は、

首位と2位との差はいずれも17ポイント以上の

差をつけ圧勝しています。


次回は、9)【自動車】から16)【ネット通販】までの

ランキングの内容とアフターサービスランキングは

下位であっても、リピーター獲得に成功している

企業をご紹介します。




 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク

















2013年版 アフターサービスランキング 2013.8.5<1> 日経ビジネスの特集記事(18)

日経ビジネスの特集記事(18)

2013年版 アフターサービスランキング 2013.8.5

今週号は、恒例の「アフターサービスランキング」を特集しています。

最初に16部門の部門別ベスト5をお伝えします。

意外に感じられることがあるかもしれません。

しかし、これが利用者の偽らざる答えなのです。


下位に甘んじなければならなかったり、ランクを落としたりした

企業は「たかが雑誌のランキンじゃないか」、と結果を軽視してはいけません。

『日経ビジネス』の影響力は絶大なのです!


「営業は売ってからが本当のスタートだ」と言われることがありますね。

売りっぱなしでは、ユーザーが不満を抱き、クレームは発生し、対応を誤れば

他社へ乗り換えてしまいます。


ですから、アフターサービスは大切なのです。アフターサービスを顧客目線で

きっちりすれば、顧客満足度は向上し、口コミで紹介してもらえます。

一言でいえば、「お客様が無料の営業部員」になってくれるのです。


ランキング初登場の【証券会社】から
(数字は、左が今回の順位で右が前回の順位
 以下同様)

1)【証券会社】
1   松井証券
2   マネックス証券
3   SBI証券
4   カブドットコム証券
5   楽天証券


2)【銀行(地方銀行を除く)】
1 1 ソニー銀行
2 4 新生銀行
3 7 三菱UFJ信託銀行
4 10 りそな銀行
5 5 三井住友信託銀行


3)【携帯電話・PHSの通信会社】
1 2 イー・アクセス(イー・モバイル)
2 1 NTTドコモ
3 3 au
4 5 ソフトバンク
5 4 ウィルコム(DDIポケットを含む)


4)【パソコン】
1 4 パナソニック
2 2 アップル
3 1 エプソンダイレクト
4 3 東芝
5 6 富士通


5)【スマートフォン及びタブレット】
1 2 シャープ
2 1 アップル
3 3 ソニーモバイルコミュニケーションズ
   (ソニーエリクソン)
4 ― NEC
5 ― サムスン電子


6)【デジタルカメラ】
1 3 リコー
2 2 ペンタックス
3 4 キャノン
4 1 ニコン
5 6 オリンパス


7)【エアコン】
1 1 シャープ
2 2 富士通ゼネラル
3 5 ダイキン工業
4 3 日立製作所
5 6 東芝


8)【薄型テレビ】
1 1 シャープ
2 2 パナソニック
3 6 三菱電機
4 3 ソニー
5 4 日立製作所


9)【自動車(新車及び自社ディーラーの認定中古車)】
1 1 レクサス
2 3 富士重工業
3 4 トヨタ自動車(レクサスを除く)
3 ― ボルボ
5 5 マツダ


10)【新築戸建て住宅】
1 1 旭化成ホームズ
2 5 三井ホーム
3 2 積水ハウス
4 3 住友林業
5 7 大和ハウス工業


11)【新築マンション】
1 1 三井不動産レジデンシャル
2 3 野村不動産
3 2 住友不動産
4 4 三菱地所レジデンス(藤和不動産を含む)
5 5 大京


12)【自動車保険】
1 1 ソニー損害保険
2 4 三井住友海上火災保険
3 8 日本興亜損害保険
4 10 三井ダイレクト損害保険
5 7 東京海上日動火災保険


13)【損害保険(自動車保険は除く)】
1 5 AIU保険
2 8 全国共済農業協同組合連合会(JA共済)
3 3 三井住友海上火災保険
4 1 損害保険ジャパン
5 2 あいおいニッセイ同和損害保険


14)【ネットスーパー(百貨店、ドラッグストアを除く)】
1 1 イトーヨーカドーネットスーパー
2 2 イオンネットスーパー
3 ― パルシステム(パルシステム生活協同組合連合会)
4 4 Oisix/おいしっくす
5 ― 楽天スーパー(ネットスーパー紀ノ国屋、ネット関西スーパー、
    東急ストアネットスーパー、プレッセネットスーパー) 


15)【家電量販店(ネットショッピングを除く)】
1 1 ケーズホールディングス(ケーズデンキ)
2 4 上新電機
3 3 ヨドバシカメラ
4 ― EDION(旧DEODEO、EIDEN、ishimaru、midoriを含む)
5 5 ベスト電器


16)【ネット通販(モール、オークションやネットスーパーを除く)】
1 1 Joshin web(ジョーシン)
2 2 セシールオンラインショップ
3 3 ユニクロオンラインストア
4 4 ニッセンオンライン
5 5 メルメゾンネット



以上16部門のランキングでした。

次回から部門別に内容を見ていきたいと思います。

お楽しみに!



 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク
















安倍晋三 「強い首相」は本物か 2013.7.29<3> 日経ビジネスの特集記事(17)

日経ビジネスの特集記事(17)

安倍晋三 「強い首相」は本物か 2013.7.29

「短命ドミノ」に終止符

近年、首相はほぼ1年おきに代わってきました。

前回、2006年9月に首相に就任した、安倍晋三氏は

急病のため366日で退任しました。

1年ですね。


安倍氏の後を継いだ福田赳夫氏の在任期間は365日、

麻生太郎氏は358日で自民党政権は終わり、民主党

政権に移りました。


首相の在任期間の短さは、民主党が政権を獲得しても

変わりませんでした。

鳩山由紀夫氏の在任期間は266日と最短で、その後

菅直人氏は452日、民主党最後の首相の野田佳彦氏は

482日で政権を自民党に譲りました。


そこで、焦点となるのは、安倍晋三氏の再登場で、

この短命内閣の流れに終止符を打つことができるか

否か、ということです。


安倍政権には難題が山積しています。大きく分けて

3つあります。

1つは、原発の再稼働問題です。

「核燃料サイクルの継続や国のエネルギー基本計画

に原発をどう位置づけるかなど先送りしている問題へ

の対応は待ったなしだ」。


2つ目は、日中関係です。

頻繁に、尖閣諸島周辺への中国船舶が接近し、

周辺上空を中国籍と思われる偵察機が飛来して

います。

ジャーナリストの田原総一朗氏は次のように指摘

しています。

「今年中に日中首脳会議が実現できなければ、

さすがに経済界も黙っていない。安倍政権の

大きな痛手となる」。

注目すべきなのは、今月15日終戦記念日に

安倍首相が靖国神社を参拝するかどうかでしょう。

「終戦記念日や秋季例大祭に安倍首相が靖国神社に

参拝すれば、中国の態度硬化は必至。安倍首相は

長年の懸案である靖国問題への対処も問われること

になる」。


3つ目は、憲法改正に絡む安全保障政策です。

「安全保障政策では、年内にも安倍首相が

こだわりを持つ集団的自衛権の行使容認を

巡る議論に本腰を入れる可能性がある。

ただ連立パートナーの公明党は行使容認に

否定的。安倍首相は世論の反応を見極めながら

日本維新の会などとの連携で議論を深める構えだ」。


これら難題に立ち向かうには不安材料があります。

1つは首相の権限が弱いことです。

「大きな不安要素の1つは日本の首相の権限が

弱く、制度に守られていない現状に変わりがないことだ」。

「その一例が首相や閣僚が国会に縛りつけられている

ことだ」。

さらに、

「日本の政府には国会に提出した法案と予算案の

審議の際にスケジュールをコントロールしたり、

中身を修正したりする権限が実質的にないこと」。


もう1つの不安材料は自民党内のガバナンス(統治)

への懸念です。

「自民党政治の代名詞だった派閥はほぼ有名無実化

している。派閥の役割が急低下したことで派閥領袖

クラスによる党内の調整機能や、統制システムが

格段に弱まったのは否めない」。


安倍政権は多くの難題を抱え、また獅子身中の虫とも

言える自民党内の問題にどう取り組み、長期政権を

持続することができるでしょうか?

多数の国民が選挙で選んだ自民党政権ですから、

仮につまずくことがあっても、国民の責任である

ことを忘れてはなりません。


日経ビジネスは、このように締めくくっています。

「長きにわたる混迷を抜け、安倍首相による長期

安定政権が見えてきた今だからこそ、強いリーダーを

支える仕組みや国民の意識の変革が不可欠だ」。





 ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク
シストレ.COMは、世界中のストラテジーを備えた高品質のFXサービスです。















検索フォーム

プロフィール

藤巻隆

Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ランキング

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村

スポンサード・リンク

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
ビジネス
470位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
121位
アクセスランキングを見る>>

アクセスランキング

スポンサード・リンク

銀座カラー

カテゴリ

サイト内ランキング



FXってそもそも何?

スポンサード・リンク



外為ジャパン

アマゾン・サーチボックス

スポンサード・リンク

だいぽん
抜群の安定性と爆発力を誇るアフィリエイトの 秘訣を徹底解説しています。 だいぽんさんが今も月500万~1000万くらい稼いでいる ノウハウです。 あなたも安定的な収入の柱を作りませんか?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。