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『日経ビジネス』の特集記事から重要と思われる個所を要約して、紹介するブログです。
(P.024)今期の営業利益は2兆4000億円と
リーマンショック前の過去最高益を
更新する見通し。内部留保に当たる
利益剰余金も日本一の規模だ。
それでもベアは業績不振の企業も
多く加盟する電機連合と同じ4000円
で、一時金はリーマンショック前を
下回る。
(P.027)ベアとはベースアップの略で、社員の
基本給を底上げすることを指す。賃金表を
書き換えて、賃金カーブ全体を引き上げる。
(P.034)大企業の経営者には自身を持ってもらいたい。
収益の拡大をコミットし、賃上げを
決断すべきだ。これができない経営者は
去るべきじゃないか
(P.035)子育て世代、また介護が必要な従業員に
大きく傾斜してはどうか。約3000人の
正社員のうち、1000人ほどが子育て中だ。
ここに3億円を投入すれば1世帯当たり30
万円。子供1人当たり2万~3万円支給し、
2人いれば5万円。これなら、暮らしを支える
という感じが出るのではないか。
(P.035)世の中の消費を支えているのは、一部の
金持ちではない。むしろ、所得が低い層だろう。
年収1000万円の人の給料を上げるよりも、
年収200万円の人の給料を上げた方が、
確実に消費に回る。社員は消費者でもある。
その消費が盛り上がらなければ、社会に
とっても、アイリスにとってもマイナスだ。
(P.037)パソコンの1人1台体制がほぼ確立された
今も、生産性が大して上がっていないのは
指摘した通り。本誌調査を見ても、50.2%、
2人に1人が「パソコン、メールなどの
IT化は必ずしも効率化に結びつかない
ばかりか、弊害を生んでいる」と答えている。
(P.038)昨年2月、米ヤフーが在宅勤務制度の禁止を
打ち出した。約1万2000人の社員のうち、
200人ほどいた在宅勤務者は通常勤務に
切り替わり、毎日オフィスに通っている。
(P.038)最も懸念されているのは、IT化同様、
重要機密を社外に持ち出すことで起きる
「情報漏洩リスク」(63.6%)だ。
(P.039)「オフィスの外にも仕事ができる場が
広がって以降、自由すぎる社員が増えた。
24時間仕事と言いながら24時間自由を
謳歌しているような社員すらいる」
(メーカー、46歳=日経ビジネス誌調査に
寄せられた自由意見の中から抜粋)
(PP.39-40)「売り上げ至上主義・顧客軽視の
姿勢につながる」(41.9%)、「公平な評価を
するための手間(面談シート記入、複数回の
面談など)で仕事に向き合う時間が減る」(34.1%)、
「成果主義の導入により、自分の評価が低く給与に
不満があるという相談も年々増えている」
(ロア・ユナイテッド法律事務所の竹花元弁護士)
(P.040)「組織のたがが緩む」(61.9%)、
「上司が友達のようになってしまい、
若手が育ちにくい」(39.7%)
(P.041)「単純に会社の営業力が下がる」、
「胆力がある強い社員が育たなくなる」、
「先輩から受け継いだ営業技術の伝承が
進まなくなる」「自分の頭で考えない
社員が増える」
(P.043)「システムに依存しすぎて、業績が悪化しても
対応策が打てない社員が増えている」と直感した。
(P.043)顧客を訪問したらついでに近所の
見込み客を回る、新規顧客開拓にため
名刺をかき集める――。
(P.043)タブレット端末を持ち歩いて
取引先で商品説明を簡単にできる
ための資料を全社的に整備する
などして営業マンを支援する。
(P.043)社員1人当たりの営業利益は2009年からの4年で
2倍以上に伸長。2013年12月期は4期連続増収増益
を達成した。
(P.046)「昭和回帰」の中には、今の日本の閉塞を
打ち破る知恵も少なからず含まれている。
「新しいものは良いもの」と盲信し、
そのすべてを捨ててしまうのは、
もったいない。
(P.026)「私用でスマートフォンを使わない社員には
月5000円を支給する」
旧来の携帯電話、いわゆるガラケーを
使うのはいいが、それも音声通話と
メールに限定。ゲームなどは禁止だ。
(P.027)本社工場の敷地内にある
休憩用のベンチ。そこにずらりと
座っている社員全員がスマホで
ゲームやメール、インターネット
をしている。そこには全く会話が
ない。
この工場脇のベンチは、岩田製作所
にとって社員が気軽に交流できる
大切な場所だった。昼休みや
休憩時間、工場やオフィスで
働く社員たちがこのベンチに集まる。
そこで交わされる何気ない会話は、
岩田製作所の成長に大きな役割を
果たしてきた。
(P.027)デジタル依存になり、すべての情報
に受け身になれば、やがて自分では
何も考えなくなる。
(P.028)「IT(情報技術)に対しては、厳しいルールを
作らないと、社員は必ず易きに流されてしまう。
電源が入れば、部長は私の指示をメールで部課に
送ってしまうだろう」と話す。
(P.029)「少子化や熟練工の減少を受けて、データベース
に技能を登録する企業もあるが、全くのナンセンス。
技術というものは、先輩後輩の対話の積み重ねで
しか受け渡すことはできない」
(P.035)「メールより電話、電話より訪問。営業担当者
にとっては大変だが、お客様と信頼関係を
作るために地道にやるしかない」。
木村和美は自社の営業法をこう語る。
(P.038)正社員にもかかわらず、午後5時半
には帰宅の途に就く。しかも、ここ数年は
毎週金曜日も休み、週休3日の勤務スタイル
を貫く。
平日は朝8時から集中して働く。
(P.039)経済協力開発機構(OECD)の調べでは、
34カ国の加盟国のうち、年間労働時間が
最も少ない国がオランダ。OECD平均
の年間1765時間に比べ400時間も少ない。
とはいえ、労働生産性や女性の就業率
など効率的な働き方の指標を見ると、
いずれも上位に顔を出す。仕事とプライ
ベートの時間には厳格な線を引いている。
(P.040)「いろいろな国の制度を研究した結果、
オランダを参考に改革する」
韓国政府で雇用政策を担当する幹部は
こう明かす。
韓国の労働時間は年間2090時間に上る。
OECD加盟国のうち、メキシコに次いで
長い。オランダに比べ5割も長く、日本
以上に長時間労働が社会に染みついた。
(P.041)2017年までに就業率を70%に
引き上げ、240万人の新規雇用を創出する目標
を定めた。そのために打ち出した目玉が
「時間選択制雇用」。働き手が労働時間を
選べるのが特徴で、オランダを参考に正規
と非正規間の雇用条件の格差なども見直した。
今後、法制化する。
(P.048)米国ではよく「ワーカーとレイバー」
という言い方をします。ワーカーは
働きたいだけ働き、成果を出すために
頑張る人。レイバーは労働時間に対して
給料をもらう人。
我々が求めるのはワーカーです。
(『ノマドと社畜』 谷本真由美 朝日出版社 P.123)日本で言われている「社畜」というのは、
雇用者に言われたことを、何も考えずに
こなす歯車のような人で、その上、ただ
の使用人であるにもかかわらず、
「自分は経営に責任がある」と思い込み、
合意された以上の仕事を無料でやってしまう
愚直な人、のことを指します。つまり、
労働の本来の姿をよく考えずに「部品の
一部として一生懸命やらなくちゃいけない」
と思い込んでいる「思考停止型」の人を
指すのでしょう。
(P.027)成長へアクセルを踏もうという大事な
時期に、社長の次に会社を知る人材が
いなくなった。
第2、第3の彼女が現れたら、会社は
どうなるのだろう。
捻り出したのが4時間正社員、6時間
正社員だ。責任感を持ってほしいから
待遇はフルタイムと同じ。
(P.027)4時間、6時間という労働時間
の仕組みは、慢性的に人手不足の
アパレル業界の新規採用にも、
プラス効果をもたらした。
2011年に始めた短時間勤務を
前提とする中途正社員の募集
に、通常の3倍もの応募が
殺到したのだ。
短時間正社員の生産性は
フルタイムより2割高いという。
(PP.028-029)政府は2020年までにテレワーク導入企業を
2012年に比べ3倍に増やす目標を掲げる。
(P.038)中国環境保護部(環境省に相当)は、
今後も大気汚染が改善されなければ
呼吸器疾患などで毎年35万~50万人が
死亡すると警告している。少子化の
影響で2020年代にも人口が減少し
始める中国だが、大気汚染が人口減少
を加速する要因になりかねないのだ。
(P.043)大気汚染対策などに苦慮する中国政府は、
EVやPHV(プラグインハイブリッド車)
といった電動車両の普及を猛烈にプッシュ
している。2015年までの累計販売台数を
50万台に引き上げる。
(P.043)世界の企業が注目する中国の環境市場で
商機をものにするためには、したたさと覚悟が必要だ。
(P.045)「中国政府は日本の経験を学び尽くしている。
今求められているのは中国の国情に
合った具体的な方策」と、ある日本の
自治体幹部は明かす。
(P.046)日中首脳会議の実現は困難でも、
2013年春の日中韓環境大臣会合は
つつがなく開かれた
(P.046)中国の環境問題は対岸の火事ではない。
中国からの越境汚染を責めれば
いいという話でもない。
日本も責任の一端を負っている
という認識が必要だ。
(P.046)今こそ日本も環境を軸に、日中関係
の立て直しを図るべきではないか。
人々の日常生活を混乱させ、
健康をも脅かす環境汚染は、
外交や経済をも超越する
人類共通の課題なのだから。
(P.026)中国北東部にある河北省唐山市。
世界最大級の鉄鋼城下町が今、
その姿を大きく変えようとしている。
きっかけは、深刻な大気汚染。
唐山市中心部にある製鉄所。
操業開始から約20年。
この製鉄所は建材向けなどの
鋼材を年間400万トン前後、
生産していた。
2013年夏、環境改善の一環として、
唐山市政府などの判断で稼働を停止。
(P.028)自動車の保有台数は年々増え続けており、
その分、排ガスの発生量も増加の一途
をたどっている。
(P.031)<東北大学の明日香壽川教授は、
「中国に日本などが過去に実施した
対策をそのまま持ち込んでも、
もはや通用しない」と言う。
それほど対策は難しい。
(P.032)PM2.5とは、どのような物質のことを
言うのか。
粒子の種類は無数にあるが、その中で、
直径が10マイクロメートル(μm、
マイクロは100万分の1)以下のものを
「SPM」もしくは「PM10」と呼び、
同じく2.5μm以下のものを「PM2.5」
と呼ぶ。
髪の毛の直径は約70μmでPM2.5の
約30倍の大きさだ。
Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。
以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。
しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。
現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。
FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。
2013年10月16日記す。