スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

強さの秘密 ドイツ ワーゲン、BMW、ボッシュの革新力  2013.12.23<2>

日経ビジネスの特集記事(37)

強さの秘密 ドイツ ワーゲン、BMW、ボッシュの革新力
2013.12.23


無音工場の深謀

ドイツ車といえば、メルセデス・ベンツ、BMW(ビーエム)、
フォルクスワーゲン、そしてアウディ、さらにポルシェでしょう。

今年、フォルクスワーゲン・ゴルフが輸入車部門で、始めて
カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

品質が高く評価されたのです。


現在、BMWは新型車を生産しているそうです。
その製造現場からの報告です。

従来のクルマを、「エンジンをつけた
鉄の固まり」と表現するなら、この
工場で作るのは、「モーターを
つけた炭素の固まり」だ。BMWが
今秋から欧州で発売を開始した、
EV(電気自動車)「i3」である。
同社はこのEVで、クルマ作りの
常識を覆した。車体の主要素材を、
鉄から炭素繊維に変更したのである。 

 (P.37)


それだけではなかったのです。
炭素繊維を量産車の車体骨格に全面採用したのです。

炭素繊維はアルミより3割、鉄より
5割軽い。非常に高価なため、航空機や、
クルマではスポーツカーや超高級車で
部分的に使われているだけだった。
それをBMWは世界で初めて、量産車
の車体骨格に全面採用した。

 (P.37)


炭素繊維といえば、東レが世界的に有名です。
「日本発の技術であり、現在でも世界市場に占める
日本企業製品のシェアは高い」(Wikipediaの記事から)
のです。


ドイツ車は高級感があり、クラフツマンシップ(職人の技能)
があり、日本の「匠」に通じるものがあります。

日本でも人気の高いBMWは、どのような地位にあるのでしょうか?
その前に、ドイツ車は世界でどれだけのシェアを握っているの
でしょうか?

現在、世界のプレミアムカー市場の
約8割は、ドイツ勢が牛耳っている。
その中で、BMWはトップの座にある。

この強さを支えているのが、「走り」を
追求するブランドを、最先端の技術や
デザインで磨き続ける経営だ。i3は、
まさにその象徴である。

 (P.37)

ドイツにはアウトバーンという高速道路があります。
以前は無料だったそうですが、今は、有料ということです。

このアウトバーンで鍛えられたクルマの足元を支えるのは、
ショックアブソーバーであり、サスペンションです。

この部門でもドイツには素晴らしい技術を持った、世界一の
ショックアブソーバー・サスペンションのメーカーがあります。

それは、ビルシュタインです。スポーツカーや超高級車には
必ずと言ってよいほど、ビルシュタインのショックアブソーバー
や、サスペンションが使われています。

世界で最初にクルマを作ったのはドイツだ、という誇りが、
クルマ関連製品の高品質を維持しているのでしょう。


i3は、数多く売ることが目的ではないというのです。
BMWのブランド力を高める象徴として生産するためだ、
というのです。

i3の開発の目的は単にEVを
作って数多く売ることではない。
次世代の技術を惜しみなく投入
する先進性を通じて、BMWの
ブランド力を高めることにある。

 (P.37)

先にお話した炭素繊維についてですが、BMWは
ドイツの炭素繊維メーカーSGLカーボンと提携し、米国に
合弁工場を設立したそうです。

量産車とは言え、高価であることは間違いないので、米国市場
で販売していこうという意図が見えます。


米国で一定の地位を築いた、トヨタのレクサスはこの流れに
どう対抗していくのでしょうか。

豊田(章男)社長は2012年、レクサスを
自らの直轄事業とした。これまで、
レクサスはトヨタの一部門にすぎず、
一貫したブランド戦略が弱かったと
いう問題意識がある。創業家の一員
として、豊田社長は自らが先頭に
立ってレクサスに歴史を刻み込もうと
している。

 (P.38)

これは、トヨタの危機感を表す出来事だ、と捉えるべきです。

日経ビジネスは、このように述べています。

強い現場の力と技術主導の
商品戦略に頼ってきた日本の製造業も
ドイツに謙虚に学び、新たな成長モデル
として取り組むべきだ。

 (P.39)



「日本の逆」が生む革新

ドイツの底力を感じさせる秘密があります。
企業形態です。多数の中小部品メーカーが大企業を
下支えしているのです。

日本も同様です。企業の9割が中小企業です。
トヨタ自動車の膝元、豊田市は城下町を形成し、
「ケイレツ」という英語化した言葉に代表される
自動車生産の一大集積地となっています。

また、東京都・大田区や墨田区には中小企業が数多く
集まり、工業団地を形成しています。

その技術力は群を抜き、NASAの部品調達先と
なった部品メーカーもあります。
岡野工業です。


日経ビジネスは、ドイツに学ぶべき3つの流儀を
紹介しています。

「自主独立」「全体最適」「脱・タコツボ」
です。

革新の流儀01 ケイレツより自主独立

ボッシュというドイツのメーカーの名前を聞いたことはありますか。
私が知っていたのは、クルマのヘッドライトやフォグランプの
メーカーという程度でした。

記事を読んでいくと、すごい会社だということが分かってきました。

一例を挙げましょう。

ボッシュは、昨年の特許出願数で
フォルクスワーゲン(VW)を、国際特許
の出願数でもトヨタ自動車を上回る。

 (P.42)

ボッシュは、日本の部品メーカーとはかなり異なります。
それは株主構成です。

デンソーはトヨタが株式の22.3%
を所有する上場企業。一方、ボッシュは
株式の92%を創業者由来の財団が、7%
をボッシュ家が所有する非上場企業。
自動車メーカーとの資本関係は一切
ない。

 (PP.42-43)

ドイツと日本の違いは、「ケイレツ」の有無です。

ボッシュが自主独立しているのはなぜか、気になりますね。
日本と同様に「ケイレツ」であれば、安定した部品供給
が可能になります。

あえてそうした道を選択しない深い理由がありました。

世界のトレンドに合った製品を
開発するために、中立の立場を
利用して情報収集に力を注ぐ。
その情報を基に、顧客間で共通
するニーズを見いだし、先回り
して開発する。

 (P.43)

ドイツと日本でもう一つ異なるのは、ドイツに非上場の大企業が
多いことです。その理由は「外部の投資家からの圧力にさらされる
より、創業家など一族による安定した経営を好む傾向が強いから
だ」。(P.44)

革新の流儀02 カイゼンより全体最適

昔読んだ本の中に、次のような話が書いてありました。
「製造現場では3Sが求められる。3Sとは、Simplification(単純化)、
Standardization(標準化)、Specialization(特殊化、専門化)」

3Sは、製造現場に限定されることではなく、事務処理においても
有効な考え方です。物事を単純化し、だれでもできるようにマニュ
アルなどで標準化し、その上で、他社(者)が真似できないように、
専門化する。

ただ、カスタマイズは時間もコストも大幅にかかります。
その解決策をドイツは見つけたのです。

工作機械は、自動車から航空機、重電、
医療機器など多様な顧客ごとのカスタマイズ
が求められる。その都度設計し直していては、
時間やコストが大幅にかかってしまう。

このジレンマを解消したのが、プラット
フォーム化だった。

プラットフォームの設計や部品の標準化
には時間とコストがかかる。それでも、
一度決めたルールに厳格に従うことで、
個別の製品開発を効率化できる。

 (PP.44-45)

イニシャルコスト(初期費用)をケチらずに実行すれば、
その後のランニングコスト(維持費)は低く抑えること
が可能になります。

短期的視野で結果を求めるのか、長期的視野に立って経営
できるか、は経営者の考え方次第です。

革新の流儀03 産官学連携で「脱・タコツボ」

フラウンホーファー研究所という、欧州最大の研究所があるそうです。

フラウンホーファーはドイツに66の
研究施設を持ち、2万2000人の
従業員を抱える。

このフラウンホーファーが、
ドイツ企業の技術革新を陰で
支えている。

 (P.46)

ドイツでは、産官学連携が機能しているそうです。
その秘密の一つを見つけました。

ドイツでは、博士号取得後は
大学を出て、民間企業や国際的な
研究機関に就職するのが一般的だ。
教授に向かうキャリアパスとして、
大学外での実績が求められる。
一方、日本の大学では博士号取得後、
助手、准教授、教授といった具合に
内部昇格していく以外のルートは
限られる。そのため産業界との
人材の流動性が極めて低い。

 (P.46)

日本のシステムは「タコツボ」だ、ということです。
産業界との接点が少ないため、研究のための研究
で、産業化を視野に入れない研究で終わってしまう
危険性があります。それとコスト意識が希薄になる
という弊害もあるでしょう。


今回の結論として、日経ビジネスは次のように伝えています。

「自主独立」「全体最適」「脱・タコツボ」の
3つから浮かび上がるのは、多様な情報
を集め、分析し、進むべき道を自ら決断
しているドイツの産業の自律性の高さだ。
対する日本企業は現場の力に頼った部分
最適の経営に陥りがちだ。

 (P.46)



次回は、「地域に根ざした高収益」他についてお伝えします。




記事を読んで、面白かったら
ポチッとしてください。






ボッシュ 自動運転の取り組み






★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
検索フォーム

プロフィール

藤巻隆

Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ランキング

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村

スポンサード・リンク

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
ビジネス
335位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
78位
アクセスランキングを見る>>

アクセスランキング

スポンサード・リンク

銀座カラー

カテゴリ

サイト内ランキング



FXってそもそも何?

スポンサード・リンク



外為ジャパン

アマゾン・サーチボックス

スポンサード・リンク

だいぽん
抜群の安定性と爆発力を誇るアフィリエイトの 秘訣を徹底解説しています。 だいぽんさんが今も月500万~1000万くらい稼いでいる ノウハウです。 あなたも安定的な収入の柱を作りませんか?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。