スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さらば使い捨て経営 「正社員化」だけでは解決しない 2014.05.19 <1>

日経ビジネスの特集記事(57)

さらば使い捨て経営
「正社員化」だけでは解決しない
2014.05.19


今週の特集記事のテーマは
限りある人材を“使い捨て”にする経営と決別する。
それが実現できない企業に未来はない

ということです。


ブラック企業の明確な定義がなされずに、言葉がひとり歩き
しているのが現状です。


そんな中、牛丼チェーンの「すき家」がアルバイト社員の
退職が相次ぎ、夜間の書き入れ時に閉店する事態に
陥っている、と報道されました。


詳細が把握できなかったため、気にかけていました。


『日経ビジネス』最新号(2014.05.19)で、「すき家」の実態が
レポートされました。


非正規雇用者の過酷な労働実態が明るみになったのは、
「すき家」だけではありません。「すき家」のケースは氷山の
一角にすぎません。


PART1 バイト反乱で営業不能

「すき家」は年中無休・24時間営業の店舗であるはずが、
4月中旬の午後7時、東京都世田谷区にある桜新町駅前店
だけは電気が消えていたそうです。


その状況を示す画像が日経ビジネスに掲載されていましたので、
ご覧ください。周囲の店は電気がこうこうと点き、異様な雰囲気
を漂わせています。


(『日経ビジネス』2014.05.19号 P.024-5)


なぜ、このような状況になってしまったのでしょうか?


そこには深刻な問題が横たわっていました。

 原因は人手不足だ。すき家の店舗には

 正社員はほとんどおらず、アルバイトが運営を

 担う。店員を確保できず、約2000の店舗のうち、

 一時は123店が、閉店や営業時間の短縮に

 追い込まれた。

  (P.024)

この説明では人手不足の原因がはっきり分からないでしょう。
本社と店舗で働く人たちとの間に、大きな意識のズレが
あったのです。

 なぜ店員が足りなくなったのか。景気回復

 でアルバイトの採用が難しくなる中、今年2月に

 発売した「牛すき鍋定食」が引き金を引いた。

 店舗ごとに牛肉を煮て、野菜や豆腐などの

 具材を切り、1人前ずつ小分けにし冷蔵庫

 で保管するなど仕込みに手間がかかる。

 「本部からは20分でできると言われたが

 絶対無理」。東日本のすき家の店舗で働く

 アルバイト店員の石川康子さん(仮名)は

 こう断言する。

  (PP.024-5)

すき家が他の牛丼チェーンと異なる点は、メニューが
豊富(約30種類)であることです。


そのため、店員に負荷が高まるという事情があります。
さらに、「ワンオペレーション(ワンオペ)」という過酷な
1人勤務があります。

 会計から清掃、接客、洗い物、仕込みまで
 
 1人でこなさないといけない。

  (P.025)


「ワンオペ」を実施してきた理由は明らかです。
コスト削減です。


深夜勤務中に、強盗に入られた事件が発生しています。
1人勤務ですから、防犯が手薄なところを狙われたのです。
最悪な場合、店員の命に関わる事態を引き起こしかねない
出来事でした。


石川さんの勤務実態は下記のとおりです。

 4月だけで25日間働き、勤務時間は

 300時間を超えた。勤務表には「0~14」

 という文字が並ぶ。午前0時から午後2時

 まで、14時間ぶっ通しで働くことを意味する。

  (P.026)

アルバイトの仕事を逸脱していますね。
むちゃくちゃだと思います。
このような勤務を続けていくと、体調を崩すことになって
しまいます。


実際、石川さんは、「過酷な勤務で体調が悪化し、
3つの病院に通」(P.026)っているそうです。


ここまで聞いただけで、ブラック企業と言われても、
反論はできないはずです。


さらに驚いたことがありました。
「パワーアップ工事」があるそうです。
言葉だけから判断すると、店舗を改装することなのだろう、
と思いますよね。


ところが、実態はまったく違いました。

 同工事(パワーアップ工事)は、厨房などを改装し

 顧客満足度を高めるためとして、全国で

 実施されている。中には、6月まで

 閉める店舗もある。「人が足りないので

 苦し紛れに『工事中』としている店も多い」。

 3月までアルバイトとして働いていた

 白河達彦さん(仮名)はこう証言する。

 「パワーアップしてほしいのは店ではなく

 人手。でも本部は分かってくれない。

 だから辞めた」(白河さん)。

  (P.026)

問題が噴出しているすき家を運営している、ゼンショーホール
ディングスの小川賢太郎社長に、日経ビジネス取材班は
再三取材を申し込んだそうですが、「『第三者委員会に任せて
いるので、現時点で私が答えることはない』と、応じることは
なかった」(P.026)ということです。


ここで言う「第三者委員会」というのは、企業法務で著名な
久保利英明弁護士を委員会とする第三者委員会のことで、
委員会の報告を待って、労働環境の改善に乗り出すという
経緯があるからです。



PART2 「正社員化」ブームの理想と現実

ユニクロがパート・アルバイト1万6000人を正社員化するという
発表を、今年3月に行いました。
詳しくは、ユニクロ大転換 柳井正の決断 2014.03.24 <1>
をご覧ください。


「正社員化」の動きが顕著になってきました。
優秀な人財を確保しておきたいという企業の思惑が現れて
います。


今まで正規雇用と非正規雇用で待遇に大差をつけていた
企業が、ここにきて「囲い込み」を進めているのです。


こうした傾向は、非正規雇用者にとって追い風になると
思われますが、一概にそうとはいえない現実があります。


キーワードは「限定正社員」。
限定正社員とは?
日経ビジネスの解説を見てみましょう!

 限定正社員になると何が変わるのか。

 まず最大の変更点は、契約期間が

 「無期」になることだ。定期的な契約

 更新を控える不安定な立場を脱して、

 基本的には定年まで勤められるよう

 になる。

  
 多くの場合は待遇も改善するようだ。

 すかいらーくのコミュニティ社員の場合、

 どこにでも転勤を命じられる可能性がある

 正社員よりも、賃金は少ない。それでも

 契約社員の時に比べれば約1~2割の

 年収アップが期待できる。ボーナスは

 もちろん住宅手当なども出て、退職金も

 支払われ、働きぶりによってはさらなる
 
 賃金の上昇も期待できる。 

  (P.029)

疑問が残りました。
果たして、本当に限定正社員は身分が保証されている
のだろうかという疑問です。


日経ビジネスは「『限定正社員』に3つの懸念」と題して、
問題点を指摘しています。

 1番目が業績が悪化した際などに企業が

 迫られる「解雇」の問題だ。地域限定なら

 「地域の拠点や業務がなくなれば解雇できる」

 と考える企業も少なくない。

 だが現実はそう簡単ではない。一般的な

 正社員の場合、整理解雇には原則として

 4つの条件が揃う必要がある。

 「人員整理の必要性」「解雇を回避するための

 努力義務を果たしたかどうか」「解雇される人

 選ぶ際の合理性」「手続きの妥当性」だ。


 2番目は雇用が有期から無期になるだけで、

 労働条件がほとんど改善しないリスクだ。
 
 賃金上昇や賞与がないなど、単なる無期化

 を正社員化と称するかもしれない。


 3番目は「既存の正社員の賃下げの道具に、

 限定正社員が使われる懸念がある」

 (連合の新谷信幸・総合労働局創業局長)

 ことだ。例えば本人の意志に反して限定

 正社員にさせられ、元の正社員に戻れない

 といったケースが出てくる可能性はある。

  (P.033)


企業は口先では従業員を「人財」と言いながら、
実はコストと見なし、人員削減を行ってきました。


昔は「窓際族」、今は「追い出し部屋」へ押し込み、
一切仕事を与えず、本人がモチベーションを低下させ、
自主退職へ追い込むという常套手段を使ってきました。


逆に、過重労働を与え、達成できないと「無能」呼ばわり
するということも慣例となっていました。


ところが、ここにきて近い将来、人手不足が顕在化する
ことが明らかになってきました。少子高齢化が加速し、
労働生産人口が大幅に減少する可能性が出てきたからです。


そうなると、現在の買い手市場が一転して、売り手市場と
なります。人手が足りなくなると、奪い合いになることは
必至です。



次回は、「PART3 今こそ、『人財』経営」他をお伝えします。






記事を読んで、面白かったら
ポチッとしてください。





★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

スポンサード・リンク




和佐大輔さんの価値の高い情報を、「無料」で手に入れませんか?
▼【無料プレゼント】売れるコピーライティングの極意

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
検索フォーム

プロフィール

藤巻隆

Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ランキング

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村

スポンサード・リンク

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
ビジネス
426位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
101位
アクセスランキングを見る>>

アクセスランキング

スポンサード・リンク

銀座カラー

カテゴリ

サイト内ランキング



FXってそもそも何?

スポンサード・リンク



外為ジャパン

アマゾン・サーチボックス

スポンサード・リンク

だいぽん
抜群の安定性と爆発力を誇るアフィリエイトの 秘訣を徹底解説しています。 だいぽんさんが今も月500万~1000万くらい稼いでいる ノウハウです。 あなたも安定的な収入の柱を作りませんか?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。