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時代は「健康経営」 エクセレントカンパニーの新条件 2015.06.15 <3>







日経ビジネスの特集記事(111)

時代は「健康経営」
エクセレントカンパニーの新条件
2015.06.15




テーマ

今週の特集記事のテーマは

「健康管理は従業員本人の責任」。
そんな前時代的な経営は、もはや通用しない。
SCSK、コニカミノルタ、伊藤忠商事、味の素、東急電鉄、内田洋行──。
従業員の健康こそ企業の競争力を高める経営の最重要課題と位置付け、
その増進や維持を図る「健康経営」に取り組む企業が増えている。
活力ある働き方を実現する「戦略投資」として、健康経営を推進することは、
生産性を高め、優れた人材を集めるエクセレントカンパニーの新条件だ。

 (『日経ビジネス』 2015.06.15 号 P.026)

ということです。






時代は「健康経営」<br />エクセレントカンパニーの新条件

時代は「健康経営」
エクセレントカンパニーの新条件

(『日経ビジネス』 2015.06.15 号 表紙)
「日経ビジネスDigital」 2015.06.15




今特集のスタートページ

今特集のスタートページ

(『日経ビジネス』 2015.06.15号 PP.026-027)
「日経ビジネスDigital」 2015.06.15







第1回は、
「PART1 本誌調査では従業員の34%が『病』に
 『健康ブラック企業』の闇」
「PART2 SCSK、健康経営の軌跡
 家族に手紙、残業激減 そして増収増益」
を取り上げました。


第2回は、
「PART3 エクセレントカンパニーへの道
 健康経営、4つのポイント」
を取り上げました。


最終回は、
「PART4 経営トップが旗振り役に
 『形だけの罠』に陥るな」
をご紹介します。




今特集のキーワードは次の5つです。

キーワード

 健康ブラック企業 
 健康経営 
 エクセレントカンパニー 
 健康経営に関する誤解 
 持続性 



初回は、健康ブラック企業と、健康経営を推進する企業を
ご紹介しました。


2回目は、従業員や役員の心身の健康を維持・増進する
企業は、エクセレントカンパニーへの道を歩むことになる、
という主旨でお伝えしました。


最終回は、経営トップが旗振り役になり、「健康経営」を推進
していかなくてはならない、という主旨でお伝えしていきます。



では、本題に入りましょう!


 PART4 経営トップが旗振り役に 
 「形だけの罠」に陥るな 

経営トップが大病し、健康の大切さを身に沁みて感じ、
自分だけでなく、従業員の健康維持・増進を経営の
重要課題としているケースをご紹介します。


伊藤忠商事 岡藤正広社長のケース

岡藤さんは、2度も大病したことがあるそうです。


 体が疲れると、耳鳴りがする──。

 伊藤忠商事の岡藤正広社長は、25年前に自らの体に

 起こった“変調”を今も鮮明に覚えている。

 大阪本社のビルに入っていた耳鼻科のクリニックを

 訪ねても原因は分からず、受けた治療は薬を塗ると

 いった処置だけだった。


 ある日、たまたま別のクリニックの医師に打ち明けると、

 「岡藤さん、それは危ない。耳は脳に近いから、

 放っておいたら脳膜炎になる。大きな病院で検査して

 もらいなさい」と言われた。

 慌てて行った大学病院で、「真珠腫性中耳炎」と診断

 された。鼓膜の細胞が内側に入り込み、真珠のような形

 に増殖していく。手術しなければ、耳の骨が溶けていき、

 いずれ聴力を失う。

 医師から言われた入院期間は1カ月。


 「多忙のため体調を気にする暇もあまりなかった」と、

 岡藤社長は振り返る。

 高校3年生の頃、結核が悪化して1年間の療養を余儀なく

 された。健康の重要性を人一倍痛感していたはずだった。

 だが、喉元過ぎれば、熱さを忘れる。

 その後は大病もなく過ごしているうちに、無理をすることも

 多くなっていた。


 仕事には、量より質が問われる時代になった。

 「じっくり考えて良いアイデアを出し、行動に移す。

 そのために、心身ともに健康な状態にしておくことが大事だ」

 と強調する。
 

  (P.042)


こうした体験を通じ、残業削減を進め、代わりに朝型勤務に
移行しています。早朝勤務を深夜残業と同等に扱い、
割増金を支払う制度を導入したそうです。


 こうした岡藤社長の考えは、2014年5月から正式導入した

 「朝型勤務」にも込められている。

 朝型勤務では、夜8時以降の残業を原則禁止し、

 早朝の勤務に対して深夜と同等の割増金を会社が払う。

 残業するなら朝働くように促すものだ。

 会社の食堂には朝食を用意し、社員の一日のスタートを

 支えている。
 

  (P.042)






伊藤忠商事 岡藤正広社長

(『日経ビジネス』 2015.06.15号 P.043)
「日経ビジネスDigital」 2015.06.15




経営トップが病気を患ったことがないと、健康に問題を
抱えている部下の気持ちが理解できず、無理強いする
ことがあります。


大切なことは、個人的な体験をそのままで終わりにせず、
活かすことはないか考え、あればすぐに実行することです。





カルビー 松本晃・会長兼CEO(最高経営責任者)のケース

松本さんは、外資のジョンソン&ジョンソン出身です。
医療機器メーカーであったため、各種検診費用は
企業がまかなっていたそうです。


ところが、カルビーでは、松本さんが移ってくるまで
そうした制度がなく、驚いたそうです。


松本さんは、体調不良で検査入院したところ、
心臓の病気が発見され、心臓カテーテル手術のため、
1週間の入院を経験したそうです。


 カルビーの松本晃・会長兼CEO(最高経営責任者)は、

 「経営者が社員の健康を守るのは当たり前」と断言する。

 カルビーに来た7年前、松本会長は愕然とした。

 カルビーではがん検診の費用補助が一切なく、

 人間ドックは40歳以上で半額の補助のみ。

 それまで医療機器メーカー、米ジョンソン・エンド・ジョンソン

 日本法人にいた松本会長にとって、こうした費用を会社が

 負担するのは当たり前のことだった。

 それからカルビーでは、松本会長の方針の下で、

 乳がんや子宮頸がんなどの検診費用や35歳以上の社員の

 人間ドック費用の全額補助などを導入。

 2013年には、健康保険組合も設立した。
 

  (PP.042-044)





 松本会長は3年前に心臓のカテーテル手術のため、

 初めて1週間の入院を経験した。

 以前から血圧は高めだったが、薬は飲まず、

 生活にも支障がなかった。

 だが、体調不良を覚えて検査入院した際に、

 偶然心臓の病気が発見されたという。

 自ら経験したからこそ、受診や早期発見の重要性を

 痛感している。


 松本会長は「きちんと治療して、早く職場復帰して

 くれた方が、会社にとってはるかに有益だ」と明快だ。
 

  (P.044)



『日経ビジネス』取材班は、健康経営に関して「4つの誤解」
がある、と指摘しています。



健康経営に関する4つの誤解


誤解1 健康診断の受診率が100%なら安心


 多くの企業で経営者は「健康診断の受診率100%達成」を
 目標に掲げる。それは重要だが、受診率が上がっても、
 要再検査の従業員が2次検査を受けなかったり、
 健康のための生活改善に取り組まなかったりするようでは、
 効果は得られない。
 

  (P.44)


誤解2 健康経営にはお金がかかる


 健康経営に取り組んでこなかった企業こそ、
 人事や健保組合に非効率的な部分がある可能性が高い。
 業務を見直すことで、予算を積み増さず健康経営に取り組め
 ている企業は多い。いずれにせよコストはかかるのだから、
 戦略的に活用しなければ「死に金」を払い続けるだけだ。
 

  (P.44)


誤解3 「ストレスチェック」は予防に効く


 ストレスチェックは従業員個人のストレス状態を把握できる
 のに加え、職場のコミュニケーションや上司・同僚の支援体制
 など、企業風土も浮き彫りにする。従業員個人の問題と捉える
 のではなく、職場の課題を解決する姿勢で取り組む必要がある。
 

  (P.45)


誤解4 1年も続ければ改善効果が表れる


 短期的には、顕著な成果が表れにくいのが健康経営の特徴だ。
 個人も会社も、一般的には3~4年かけて取り組むことでようやく
 成果が表れる。それでも5年、10年先送りしてしまえば、改善の
 ための時間やコストはさらに膨らむ。中長期的に辛抱強く続ける
 ことが重要。
 

  (P.45)




岡藤さんは経営者に、苦言を呈しています。
経営トップは、次の言葉に耳を傾けるべきです。


 「体が頑丈で大病を患ったことのない経営者は、

 健康は大事と口でなんぼ言っても魂が入ってない。

 病気になるのは、たるんでるからや、

 と心では思っている人が多いんじゃないかな」と

 岡藤社長は指摘する。

 日本ではこれまで、一部の意識の高い経営者が

 その重要性と効果に気が付いて、健康経営を実践

 していた面があった。

 だが今や、どの企業にとっても経営上の重要な課題

 となった。
 

  (PP.044-045)


では、どうしたら企業の競争力を持続的に高めることが
できるのでしょうか?


先に結論を書きますと、「健康経営の実践が欠かせない」
ことと、経営トップが健康経営の「『旗振り役』となって推進
する」ことです。


専門家は次のように述べています。


 「企業が持続的に競争力を高めようと思うなら、

 健康経営の実践は欠かせない」と、

 特定非営利活動法人健康経営研究会の岡田邦夫

 理事長は強調する。

 それには経営者が意識を変え、「旗振り役」となって

 推進する必要がある。
 

  (P.045)



ただし、お題目だけ唱えても、きちんと成果に結び付け
られなければ(従業員の健康維持・増進に寄与する)、
絵に描いた餅に過ぎません。


 注意しなければならないのは、「形だけの罠」だ。

 例えば、健康経営を目指す企業の多くが、

 「健康診断の受診率100%」を目標に掲げる。

 確かに、従業員にきちんと健康診断を受けさせ、

 病気やその兆候がないかを調べるのは健康経営の

 第一歩だ。

 だが、そのデータを実際に健康増進の対策に

 つなげなければ、ただ調べただけ。

 「治療や生活改善に取り組ませるところまで目配り

 しないと、従業員の健康は守れない」。

 健診データの解析サービスなどを提供するミナケア

 の山本雄士代表は、こう警鐘を鳴らす。
 

  (P.045)



国の方針も変わってきています。
2015年12月から「ストレスチェック制度」が義務付けられます。
「『ストレスチェック』は、企業をブラックかホワイトかを判定
するリトマス試験紙にもなる」(P.045)のです。



 2015年12月から義務付けられる「ストレスチェック制度」

 にも、健康診断と同じことが言える。

 ストレスチェックの結果を踏まえて、職場の改善につなげ

 なければ意味がない。

 企業のメンタルヘルス施策に詳しい産業医大ソリュー

 ションズの亀田高志社長は「ストレスチェックは従業員個人

 のストレス状態を測るだけでなく、その企業がブラックか

 ホワイトかを判定するリトマス紙にもなる」と話す。
 

  (P.045)


国の政策に変更が加えられた理由は、
「国は目下、予防や健康づくりの環境整備に努めているが、
その狙いは『国民の健康増進』のみならず、
『医療費の削減』の実現にある」(P.044)からです。


医療費の削減は、国にとって喫緊の課題となっています。



「健康経営」について、『日経ビジネス』は次のように、
結論づけています。


 健康経営とは、突き詰めていけば従業員が生き生きと

 前向きな姿勢で働ける場をつくることにほかならない。

 それを怠り放置すれば、そのツケはさらに膨らんで

 返ってくる。
 

  (P.045)







ポイント

健康経営は目標ではなく、目的そのもの

企業経営は経営者と株主がいれば、成り立つものではない
ことは言うまでもありませんが、経営者のみならず、
従業員が健康を害する企業は、「ブラック」の烙印を押され、
社会からペナルティを課される時代になりました。


企業の目的は利益を上げることに、論を俟ちませんが、
企業目的は一つだけではありません。


従業員を犠牲にし、健康を損なってまでして増益しても、
それは一時的なものに過ぎず、後で大きな代償を支払わ
されることになります。しっぺ返しを喰らいます。






ポイント

経営トップの意識改革

「健康経営」を実践するためには、経営層が魂を入れて、
傾注することが不可欠です。そうでなければ、「健康経営」
がなぜ大切なのかが、末端の社員にまで浸透することは
ありません。単なるパフォーマンスで終わってしまいます。





私見

普段、健康に感じている人は(必ずしも、実際に健康状態
にあるかどうかは疑問ですが)、無理をしたり、他人に無理
強いする傾向があります。


管理職や経営層にそうした考え方があるとすれば、
早晩、「グレー企業」が「ブラック企業」に転落することは
目に見えています。当事者に見えていないだけです。
客観視できていないからです。


「メタ認知」という概念を最近知りましたが、客観視に近い
もので、もう一人の自分から見て、自分はどうなのかを
常に考えてみる姿勢が欠かせません。


<メタ認知>


 メタ認知(メタにんち)とは認知を認知すること。

 人間が自分自身を認識する場合において、

 自分の思考や行動そのものを対象として

 客観的に把握し認識すること。

 それをおこなう能力をメタ認知能力という。
 

  (メタ認知 Wikipedia から)


「健康経営」を実践し続ける企業だけが、持続可能性を
獲得できます。


「健康経営」にゴールはありません。






今特集のキーワードを確認しておきましょう。

キーワード

 健康ブラック企業 
 健康経営 
 エクセレントカンパニー 
 健康経営に関する誤解 
 持続性 






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管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

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