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部品創世記 ケイレツ崩壊後の新勢力図 2013.7.22<1> 日経ビジネスの特集記事(16)

日経ビジネスの特集記事(16)

部品創世記 ケイレツ崩壊後の新勢力図 2013.7.22

ゴーンショック再び

「1999年、日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼

CEO(最高経営責任者)は、鋼材や部品の調達

価格引き下げを断行。部品調達の『ケイレツ』は

崩壊した」

今や「ケイレツ」という言葉は英語化され、

日本独特の商慣習は欧米の経営者に

知られています。


その「ゴーンショック」から14年後の今年、

ゴーン社長は再び「ゴーンショック」を部品

メーカーの「ケイレツ」に与えました。


今回は「モジュール開発」という概念を提示し、

「ケイレツ」に大きな衝撃を与えたのです。


詳しく見ていくことにしましょう。

日産が標榜する「CMF(コモン・モジュール・

ファミリー)」と呼ばれる、新方式が採用されました。

「(第1弾の)CMF1として順次導入する14モデル、

年産160万台分を、コストや品質、供給能力を厳しく

審査したうえで、まとめて発注した」

そうです。

この話だけ聞くと、台数が多いなというだけの話

で終わりそうですが、実は部品メーカーにとっては

ショックを隠せない内容だったのです。

「部品によっては発注量が従来の10倍、納入

期間もぐんと延びて10年に達するものもあった。

受注に失敗すれば、経営の屋台骨が揺らぎ

かねないほどの衝撃となる」


さらに衝撃波はそれだけにとどまらなかった

のです。

「今や九州では、2次メーカーまでが韓国や

中国のメーカーと同じ土俵で、直接対決を

強いられている」

日本国内の2次メーカー同士の熾烈な競争

だけでなく、外国のメーカーとの生き残りを

懸けた競争が激化しているのです。


CMF1は、もう一つ大きな変化をもたらしました。

日産の部品メーカーは関東に集中していました。

ところが、

「日産はCMF1で、吸収を中心にした地場調達率を

9割超に高めた。その『地場』の定義には、韓国や

中国も含まれている」

のです。

コストに含まれる部品の運送費は大きいし、

時間もかかる。

となると、部品工場は九州に近いことが前提と

なります。


さきほど、日産の部品メーカーの多くは関東に

あると、お話しました。

そうすると、九州に工場を移転しなくてはなら

なくなります。

現実問題として、工場移転は簡単に決断できる

ことではありません。


日産はこうまでしてCMFを推進していこうとして

いるのでしょうか?

「日産は世界市場を攻略すべく、多様なクルマを

矢継ぎ早に、かつ安価に供給しようとしている。

CMFを導入し部品共通化を始めたのは、

そのためだ」


日本の部品メーカーは韓国や中国のメーカー

との競争で予断を許さない状況になっています。

「CMF1では、部品の約4割を中国や韓国から

調達している。

日産の山内(康裕)常務は、『関東から九州に

運ぶ部品は撲滅する』と断言しており、国内

部品メーカーには九州進出を迫っている」


国内部品メーカーも、こうした状況に手を

こまねいているわけにはいきません。

地位低下を食い止める方法を、日経ビジネス

は提示しています。

「地位低下を食い止める1つの方法が、

M&A(合併・買収)だ。
(中略)
M&Aの狙いは2つ。モジュール開発を

見越し、幅広い技術と製品を手中に

収めること。もう1つが、欧州など海外の

自動車メーカーと取引実績にある企業を

買収し、取り込むことだ。

そこで躊躇していては、規模に勝る世界の

大手に飲み込まれかねない」


「モジュール開発」は世界で勝つためには

必然である、という事実が世界の自動車

メーカーの共通認識になっています。

「日産はCMF導入によって、新型車の

開発コストを3~4割、削減するという」


次回は、「日系部品VW(フォルクスワーゲン)

殺到の舞台裏」と「スマホ各社、下請けに」を

お伝えします。



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Author:藤巻隆
管理人の藤巻隆です。

以前、ジュゲムブログで、
同タイトルの
「日経ビジネスの特集記事」
を書いていました。

しかし、使い勝手があまり
よくなかったので、
FC2ブログで新たにスタート
することにしました。

現在(2013.10.16)、ブログの
引越を行っているところです。

FC2ブログでは、2013.10.14号
が最初のブログということに
なります。


2013年10月16日記す。

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